85個目 ページ37
『…？火神くんの声だ』
声のする方へと向かうとそこには火神くんと緑間くんが何か言い合っていた(いつもの事だけど…)
私はこっそり木陰に隠れた。
緑｢ふんっ、まさか……空中戦なら勝てる、などと思ってないだろうな？｣
火｢…？｣
緑｢飛ぶことしか脳がないのか？馬鹿め｣
火｢あ"ぁ！？｣
『あはは…』
本当に喧嘩を売るのが得意なようで…
思わず苦笑い零れちゃったよ。
緑｢高くなっただけでは結果は変わらないのだよ、その答えではまだ半分だ。そんなものは武器とは呼ばん…｣
緑｢来い。その安直な結論を正してやる｣
ただ気に食わなくて喧嘩を売ってるわけじゃないみたい。
答えが半分ってことは、まだ足りない答えがある、それを教えようとしてる…？
それから10本勝負の1on1が始まった。
オフェンスは火神くん、ディフェンスが緑間くん。1本でもゴールを取れたら火神くんの勝ち。
どう考えても火神くんの方が有利なルールだ。
でも結果は今のところ5本連続で緑間くんが止めており、次の6本目。
火神くんが緑間くんを抜いてダンクを決めようと飛んだ。
しかし、いとも簡単にブロックをする緑間くん。
火｢くそっ、もう一本だ…｣
緑｢やめだ。このまま何本やっても同じなのだよ｣
火｢てめぇ…！｣
緑｢いい加減気づけ、馬鹿め！｣
1つ空気の読めないこと言っていいですか？
緑間くんの馬鹿め！って言葉がわかめ！って空耳に聞こえてきて笑いそうです←
笑っちゃいかん、真面目な空気なのに！
緑｢どれだけ高く飛ぼうが止めることなど容易い……なぜなら、必ずダンクがくると分かっているのだから｣
そう告げると緑間くんは茂みに隠れていた高尾くんに声をかけ、こちらへと歩いてくる。
『わーたーしーがー、きたぁ！』
緑｢…お前か｣
高｢Aちゃん…｣
ﾊﾞｯと顔を出すと2人は微妙な反応を示す。なんだその反応は…つまんないの。
『もう夕飯できたから呼びに来たよ』
高｢お、悪ぃな｣
それから3人で歩いていると高尾くんが先程の1on1について聞いてきた。
高｢そういえばさ、真ちゃん。さっきなんで火神をあんな連続で止められたんだ？｣
緑｢火神を抑えられた理由？馬鹿め、俺の方が強いだけなのだよ｣
高｢いやぁ、そうじゃなくって…｣
緑間くん今日だけで何回馬鹿めって言った？←
緑｢言ったろ、ダンクしかないと分かっていた。選択肢がひとつならそこにタイミングを合わせて飛べばいい…｣
高｢理屈はそうだけど、あいつだってダブルクラッチくれぇ…｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ワダ(プロフ) - 雪泉さん» 夢主ちゃんと高緑の絡みがほんとに好きです笑更新楽しみにしてます！ (2020年3月25日 4時) (
レス) id: 24a14ce40a (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - ワダさん» コメントありがとうございます！本当ですか！？ありがとうございます！もう自己満のお話で読み手の皆様ガン無視の内容になりつつありますがどうか緩ーく読んでいただけると嬉しいです！更新頑張ます！！ (2020年3月24日 17時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
ワダ(プロフ) - 声出して笑う場面沢山あって読んでいてとても面白いです笑更新頑張ってください！ (2020年3月24日 13時) (レス) id: 24a14ce40a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪泉 | 作成日時：2020年3月21日 17時
