桜柱、死んじゃったんだって。 (ページ4)

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4話（過去編）ページ4

カナエ「勿論、夢を見ることはダメでは無いわ」

カナエ「それに素敵な事じゃない？夢ってお姫様になってみたい。お嫁さんになりたい。色々な夢があるわ」

『…………えぇ、そうです……』

カナエ「じゃあ、お嫁さんになれなかったなら、不幸せなの？お姫様になれなかったら不幸せなの？」

カナエ「“今”を笑い合えたら、幸せなんじゃないのかしら？」

『今…………そっか………』

カナエ「ほらほら、甘味処へ着いたわ！！涙を拭いて、みたらし団子を食べましょう？？」

『ッ…………はい！！』

カナエ「すみませーん！！みたらし団子6個くださーい」

『そんなに食べるんですか？？？』

カナエ「2人分頼んだのよ！！今日は私の奢りよ〜！！悲しい事は美味しいみたらし団子で吹き飛ばしちゃおう！！ね！」

『はい！！』

『とっても………美味しいです！！』

カナエ「そうね！」

カナエ「………………いまさっきは随分と重い話になっちゃったけど………」

カナエ「死んじゃったとしても私は見守ってるから…………皆を………蝶屋敷の皆を………」

『はい………はい…………ッ！！』

カナエ「そろそろ日が暮れるわね…………行きましょうか」

『はい！』

カナエ「そうそう、最近ね、カナヲが瓢箪を破裂出来るようになったのよ〜！」

『カナヲが………！！じゃあ、帰ったら褒めて上げなきゃいけませんね！！』

カナエ「何か紅を買ってあげましょう〜！カナヲには何色が似合うかしら〜？？？」

『やっぱり無難にピンクとかいいんじゃないんですかねー？？』

？？「女の子同士で送り合いかい？？女の子への贈り物ならいい所を知ってるよ？？」

『ッ………！！血の匂い！？』

カナエ「………………上弦の………弐………」

『上弦…………ッ！？』

カナエ「花の呼吸、弐の型、御影梅！」

『花の呼吸、肆の型！！紅花衣！』

？？「わぁ！急に斬りに来ないでよ〜、ビックリするじゃないか〜」

『でも、仕方ありませんよ、上弦の弐なんですから、警戒するのは当たり前なんです。』

カナエ「ねぇ、貴方の名前はなんと言うの？私は胡蝶カナエ」

童磨「俺〜？俺はね〜！童磨！」