岡崎のぷりんせす

面倒事 2 ページ21

てつや目線

最近Aがおかしいと思ってたら結構な熱だった。

さっきからAが目を覚まさない。

こんなことゆったらかっこ悪いけど、

たすけてくれ、神様。

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主人公目線

私は目が覚めるとどこかの高校の入学式にいた。

ん？見覚えのある学校だな。

そこは私たちの母校、岡崎城西高校だった。


夢かな。そう思った時

？？？「Aーー！｣

「あってつや！｣

てつや「俺たち同じクラスー｣

「いえーい！！｣



聞き覚えのあるセリフ。


てつや「早く教室いこーぜ！｣

「うん！｣



これが現実？

さっきまでのが夢？


何もかもわからない。





私は倒れたんじゃなかったのか？


もういっそこのままいてやろうか。


てつやに必要とされている。

その理由があればここにいることだってかまわないだろ。









てつや「早く戻ってきてよ……！なあ！｣




「え？｣




てつやは前にいるのに後ろからも声がする。

としみつ「なあ！起きろって！｣

後ろからはとしみつの声もする。


いま、私は最近冷たくしてたなって反省してる。

戻らないと。謝らないと。

でも後ろをむくのが何故か怖い。


りょう「A！起きてよ！｣

りょうくん？みんな後ろにいるのかな。

てつや「なにしてんだよ はやくいこーぜ｣

前からてつやが急かしてくる。

虫眼鏡「Aちゃん！帰ってきてよ！｣

しばゆー「また面白いこと見せるから！｣

虫さんとしばゆー？みんな私のこと待ってるの？

わかっているんだ

戻らなければいけないと心ではわかっているのに体がついていかない。




後ろを振り向くだけでいいんだ。





てつや「俺はAがいないとダメなんだ！ だから頼む！俺のとこに帰ってきてくれ！｣






「てつや……ごめん｣




____________私は今の方が楽しいみたいだ





目が覚めるとみんなが私の周りに座っていた。

てつや「A？｣

「てっちゃん……みんな……｣

私の目からとめどない涙が溢れた。

「ごめんみんな！｣

りょう「謝ることじゃないよ｣

虫眼鏡「これからは体大事にしたらいいだけだから｣

としみつ「ほんとごめん！俺のせいだ｣

「としみつ……｣

しばゆー「いまヤったって認めた？｣


「変な夢見た。｣


てつや「どんな夢？｣


「ナイショ｣





てつや「変なやつ｣



そう言って私たちは抱き合った。

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