キメツ学園ぐらし!!

2話［怪我人］ ページ4

冨岡視点

急にスマホの着信音が鳴った。



不死川からだ。滅多に電話はかかってこないので嬉しくなった。飲みの誘いか?と思い浮かれながら電話に出た。



冨「不死川どうs」


不「冨岡ァどこにいる!?」



不死川の珍しい焦った声が耳に響く。




冨「屋上に‥‥生徒数名と」


不「一回しか言わねぇからよく聞けェ!屋上には誰も入れるな!おめぇが生徒らを守れぇ!!」


冨「不死川!?どういうことだ!」


不「冨ｏ」


電話の終わった音が鳴る。




冨「不死川!?不死川!!」


し「冨岡先生?どうしました?」



その時、屋上の扉が乱暴に叩かれた。鍵がかけてあるが、叩く力が強く、今にも壊れそうだ。



冨「胡蝶!栗花落!扉を開けるな!抑えつけるものを!」



カ「えっ園芸部のロッカーが‥‥‥」


冨「竈門!我妻!手伝え!



　 竈門!我妻!」



竈門や我妻には聞こえていないようだった。と言うよりそれどころじゃないと言った険しい顔をしていた。



「入れてください!怪我人がいるんです!」



明らかに人間の声がして、鍵を開ける。



甘露寺と中等部くらいの生徒が3名いた。



中等部の1人は、血だらけで、甘露寺ともう1人の生徒は、擦り傷があった。
女子生徒は、無傷だった。



一体どうなっているんだ?

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