良い天気 ページ32
ある晴れた日の昼過ぎ、カンカンの太陽が肌に痛いくらいだった。
「A〜これ着とけ！」
バサっと仲間が放ってきたのはゆったりとしたカーディガン。気温はそこまで高くないが太陽のお陰で暑いというのになぜだろう。
「なんか太陽強すぎて火傷するってナースが言ってた！寒くなくても着とけ！」
『了解です！ありがとう！』
不思議そうにしていたので答えてくれたのだろう。察する能力が高い人たちだ。
確かアラバスタとかそうだったけれど、海のど真ん中で暑くないのに火傷ってするもんなんだ。
「A〜！釣りしようぜ！」
『わっ…申し訳ないけど近づかないで欲しい…』
「悪い…ちょっと離れとく。」
エースさんが釣りに誘ってくれたが、よくわからないけどアッツイ。火の能力だからなのかな…
釣竿をその場で作っていると、レモネードを持ったサッチさんが甲板に出てきた。
「イゾウの計らいだ。ありがたく受け取れよ〜！」
『美味しそう…ありがとう！』
サッチさんの後ろには既にレモネードを飲み始めているイゾウさんがいる。みんな頭から布を被って日光に肌が晒されないようにしている。
なんでエースさんがこんな日に釣りをしたがるのかは謎だ。
「なんで竿作りから始めてんだ？竿くらいあるだろ。」
「この前折れた。」
「だからってAに何も教えず作らせるのは無理だろ。」
『いや、案外できますよ。』
竿作りの説明はされていないが、複雑でも無かったし糸を結ぶだけだったから私でもできた。
「ならいいが…餌はつけられるのか？」
『…種類によります。』
ミミズ系のやつなら触りたくない。エビとかならつけられるが…
「これだな。」
うわ、信じられない量のミミズだ。エースさんの虫籠の中でぐちゃぐちゃに動いている。
鳥肌たった。
『うわ…きしょ…』
「じゃあAのは俺がつける。そしてエース、レモネードに近づくな。温くなる。」
「えぇ…わかったけどよ…」
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はなやぎ(プロフ) - りかさん» えっ、すっごい嬉しいです！お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (7月25日 22時) (
レス) @page18 id: bc10c687fc (このIDを非表示/違反報告)
りか - 一気に読んじゃうほど面白かったですー！ただの愛されじゃないのめっちゃリアルで怖いけど面白かったですよ (7月25日 20時) (レス) @page4 id: 05d2025b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなやぎ | 作成日時：2023年5月18日 0時
