嵐 ページ30
ひどい揺れで目覚めた。
「おはよう。今日は揺れるな。」
『おはよ…天気悪いんですか…？』
「それはもう大荒れだ。今日の外担当の奴らは大変だろうな。」
『あとでお礼言いに行きましょ。』
それにしても私1人では立つことすらままならない。イゾウさんに支えられてなんとか立つと、私専用の箪笥が倒れてきた。
「そうか、まだAのは固定してなかったな。」
イゾウさんが私の肩を抱いて箪笥から離し、さらにもう片腕で簡単に倒れるのを防いだ。
『すごい力…ありがとうございます。』
「どういたしまして。俺も男だからな、いつでも頼ってくれよ。」
たくましい腕は見た目よりずっと筋肉があって、イゾウさんは着痩せするタイプなのだとつくづく思った。
「さて…パンもらってきたんだ。食べるか？支度は難しいだろ。」
『食べます！』
朝の用意…着替え歯磨き等々はいつもイゾウさんが気を遣って部屋を空けてくれる。でも今イゾウさんから離れたら転んで頭打ってエンドの未来しか見えない。
「コックたちもこの揺れで料理できなくてな、パンも残ってるのこれしかなかったんだ。悪い。」
『いや、美味しいし仕方ないしでイゾウさんが謝る理由が見つかりません。ありがとう。』
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はなやぎ(プロフ) - りかさん» えっ、すっごい嬉しいです！お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (7月25日 22時) (
レス) @page18 id: bc10c687fc (このIDを非表示/違反報告)
りか - 一気に読んじゃうほど面白かったですー！ただの愛されじゃないのめっちゃリアルで怖いけど面白かったですよ (7月25日 20時) (レス) @page4 id: 05d2025b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなやぎ | 作成日時：2023年5月18日 0時
