おでん肉肉肉おでん肉おでん ページ16
部屋から出るとイゾウさんはすぐに駆け寄ってきて、優しげな目を向けてきた。溶けそう。
「部屋に戻ろう。きっと一回では覚えられないだろうから、ざっくりとした案内図かいてやる。」
『神ですね。ありがとうございます。…でもどうしてナース様方に気が遣えないなんて言われるようになったんですか？』
「俺そんなこと言われてんのか。普通にしてるだけだ。」
イゾウさんがナース様方に対して何かやらかしている気がするが、いつかの女子会のために、話題はとっておこう。
部屋に戻り案内図をかいてもらっている時、ノックが聞こえた。
「Aの服持って来たわ。好きに使って。」
「なんだ、俺の着せればいいと思っていたんだが残念。」
「Aはまだ伝えていなかったの？」
『あ、ごめんなさい。タイミング逃しちゃって…』
着物はそこそこあるらしく、身長に合わせた調整もできるため大丈夫かと思っていたとのこと。
「大丈夫よ。でもイゾウ？Aをの周りを固めてどうするの。縛りつければその分心は離れていくものよ。」
「知るか。それに固めているつもりはない。」
「自覚無いのが一番タチ悪いわ…」
ため息を吐いて出ていこうとする。ナースさんがドアを開けたとき、ちょうど向こう側からも開けられて2人とも少し仰け反った。
「あ、悪い。イゾウとAを呼びに来た。そろそろ乾杯するぜ。主役が居ねえとダメだってんでみんな待ってんだ。」
「わかった、今一緒に行く。」
「私たちにもお酒お願い。」
「用意はしてあるから自分で取りに来い。」
本当に宴を開くらしい。すぐに呼びに来た誰かとイゾウさんと3人で甲板へ向かった。
「おっ！来たぞー！！」
「音頭取ってくれー！」
『えっ？！かんぱーい！！』
「「乾杯！！！」」
外へ出るなりジョッキを持たされていきなり叫ばされた。戸惑ったけど、みんな楽しそうで大分やりやすい空気だった。
「何食べたい？争奪戦は俺が代わる。」
『えっ…何があります？』
「左からおでん肉肉肉おでん肉おでん…」
『じゃあおでんとお肉で…？』
選択権なさすぎない？あとおでん頻度高すぎると思う。
さらにイゾウさんが持ってきたおでんは、がんもどきのお皿占有率が高い。とても。
「何か欲しいのがあったらいつでも言ってくれ。鍋に近づくとAじゃ潰されるからな。」
『激しい戦いだ…！』
「どうして静かに食えないもんかね。」
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はなやぎ(プロフ) - りかさん» えっ、すっごい嬉しいです！お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (7月25日 22時) (
レス) @page18 id: bc10c687fc (このIDを非表示/違反報告)
りか - 一気に読んじゃうほど面白かったですー！ただの愛されじゃないのめっちゃリアルで怖いけど面白かったですよ (7月25日 20時) (レス) @page4 id: 05d2025b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなやぎ | 作成日時：2023年5月18日 0時
