就寝 ページ12
『えっと…ありがとうございます。』
「家族なんだ…当たり前だろ。むさ苦しい男ばかりだ、嫌がるどころか喜ぶだろうよ…」
『嬉しいです。』
「グララララ…馬鹿な息子を頼んだぞ。」
寝るのを催促されたのでイゾウさんの部屋に戻るべく歩く。すごく広いモビーは隊長だけ部屋があるのかな…まあその謎も明日解決するか。
イゾウさんの部屋までほんの数メートルのところ、イゾウさんが部屋から焦った様子で出てきた。ボサボサの髪を片手でかきあげながら、冷や汗を流している。
「…っ！はぁ…心配するだろ。勝手に居なくなるな…」
『ごめんなさい。親父さんのとこに…』
背中を押されて部屋にいれられる。そして今度は布団を交代して私が部屋の奥の布団で寝ることになった。
『見聞色？』
「まあそうだが…Aのことなら覇気なんかに頼らなくてもわかる。」
『ちょっと恥ずかしい。』
「懲りたらもう勝手にどっかに行くなよ。」
今度は私が寝るまで寝ないつもりか、目は瞑っているが明らかに寝ていない。さっきと違う。
『(親父さんとのお話が緊張しすぎて寝れない。)』
さっきの緊張が収まりきらず、目が冴えてしまった。すると、少し目を開けたイゾウさんがゆったりとこっちを見た。
「…寝ろ。」
それだけ言うとスッと寝てしまった。今度は布団が上下しているし寝息が聞こえる。睡魔の攻撃に限界がきたのだろう。
相手が寝ると段々と釣られて眠くなってきた。そのまま目を閉じてゆっくり意識を飛ばした。
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はなやぎ(プロフ) - りかさん» えっ、すっごい嬉しいです！お褒めのお言葉ありがとうございます！！ (7月25日 22時) (
レス) @page18 id: bc10c687fc (このIDを非表示/違反報告)
りか - 一気に読んじゃうほど面白かったですー！ただの愛されじゃないのめっちゃリアルで怖いけど面白かったですよ (7月25日 20時) (レス) @page4 id: 05d2025b41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなやぎ | 作成日時：2023年5月18日 0時
