この恋、期間限定につき。 (ページ48)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:94,913 hit

__47 ページ48

_

『おじゃましまーす。』

JM「どうぞどうぞ。」

1LDKの一人暮らしには十分過ぎるアパート。

『なんだ、綺麗にしてるじゃん。』

JM「昨日の夜慌てて片付けたよ。まさか初っ端から俺だと思わなくて。」

『そうだったんだ、気つかわなくて良かったのに。』

言われて見れば、部屋の隅に乱雑に積まれた洗濯物が、慌てて片付けた感じを醸し出していて笑ってしまう。

JM「え、なに？」

『いや？ジミン、洗濯物片付けるの苦手？』

洗濯物の山を指差せば恥ずかしがるジミンはとても可愛い。

『大丈夫。あたしが彼女の間は家事、全部やってあげるから。』

JM「ほんと？それは助かるよまじで。」

一通り自分の荷物を整理したあと、あたしはジミンの洗濯物の山を片付けたり、一緒に買い物に行ったり、ご飯を作ったりなんかして過ごした。

『じゃあバイトが終わったら帰ってくるね。』

JM「はーい。気を付けてね。」

店まで送るよと言われたけれど、ジミンに送ってもらっている所を誰かに見られたりしたら刺されそうで嫌だからお断りした。

意外にも初日はあっさりしたもので、たぶん相手がジミンだからだと思うけどこれは決して悪い意味ではない。
正直1発目がジミンで良かったと心から思う。

.