この恋、期間限定につき。 (ページ42)

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JN「だから、恋って言っても、擬似恋愛みたいな？あくまでもAの記憶を呼び覚ます治療。…そろそろさ、思い出させてあげたいんだよ。昨日のバイト中、ずっと魂抜けたような顔してたよA。……ユンギと初めて出会った日のこと、思い出してたって。」

NJ「だからあんなに上の空で俺たちにも気付かず黙々と…。」

最悪だ。
そうとは知らず、俺はAに何をした？

JM「…。どうすればいいんですか？俺たちが出来ることって？」

JN「順番に、Aと付き合ってみない？もちろん最後はユンギ。ナムジュンはジアちゃんいるからサポート係ね。」

JK「…ユンギヒョンは、それでいいんですか？」

TH「そうだよ！いくらAに記憶が無くても、ユンギヒョンにとってAはまだ彼女だし、好きな人でしょ？例え擬似恋愛だ治療だって言っても、Aが俺たちと付き合うなんて…。」

Aが記憶を無くした日、医者には外傷性のものではなく、ストレスやショックなど、精神的なものが原因による記憶障害じゃないかと伝えられた。

その前日はAの誕生日で、みんなで祝う約束をしていた時間に、いつまで経ってもAは来なかった。

知らない番号からの電話が俺の携帯を鳴らし、その電話でAが救急搬送されたことを知った俺は取り乱すように病院に向かったことを覚えている。

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