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JN「あ゛〜。もう無理しんどい上がりたい！」
『何言ってるんですか、ジンさんタイムカード切ってまだ1時間も経ってませんよ。』
バイト先の先輩キム・ソクジンさん、通称ジンさん。
大学生をする傍ら、アルバイトとしてここに勤務する彼はカウンターに突っ伏して早く帰りたいと嘆いている。
JN「は〜、どうして遊んでる時の1時間はあっという間なのに学校やバイトでの1時間は長いんだろうね？」
『知りませんよそんなの。ほら、早くオーダーのドリンク作ってください。イケメンバーテンダーさん。』
JN「はーい。てかA何連勤目？」
渋々シェイカーを振るその姿はとても様になっていて、フロアにいる女の子達の視線を集める。
イケメンバーテンダーさんと言ったのはお世辞でも何でも無くて、ジンさんは正真正銘イケメンなんだけど、その中身は結構残念だったりするのはここだけの話。
『何連勤目ですかね〜。まぁ別に苦じゃないんで。出勤した分お給料は増える訳ですし。』
JN「いや〜、今時の若者とは思えないセリフ！素晴らしい！」
あなたも十分若いでしょうに。
いちいち突っ込んでいたらこの人との会話はキリがない。
JN「はい、モスコミュールとカシオレ、それからただのコーラ。」
並べられた３つのドリンクをトレーに載せるとごった返す広いフロアを突っ切って、VIPと書かれたその部屋に向かった。
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作者名：nonta
| 作成日時：2018年3月20日 9時
