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翌朝、けたたましく鳴り響くアラームに先に目を覚ましたのはグクの方で、私はベッドの中でまだウトウトしていた。
JK「A、俺もう行くから。いい子に待ってて。」
そう言って私のおでこにキスを落とすとグクは寝室を出て行った。
もう2度と会えない訳ではないし、ツアーが始まったと言っても国内での仕事もある訳だから定期的に帰ってこれることは分かっている。
けれど付き合ってから初めて長い時間会えないのだ。ましてやまだ付き合い始めて1ヶ月の私たちにはそれがとても大きな試練のように感じてしまう。
頑張ってね、ちゃんと待ってるからね、気を付けて行ってらっしゃいってちゃんと伝えて送り出したいのに素直になれない私はまだ布団の中。
あぁ、もう行ってしまう。
そう思うより早く身体が動いた私は裸のままの身体にシーツを巻き付けると急いで寝室を飛び出した。
『グク!』
今まさに玄関の扉を開けようとしていたグクがこっちを振り返ると私は思いっきり助走をつけて飛び付く。
JK「うおっ!あっぶね!」
荷物を持っていてもしっかりと受け止めてくれたグクはやっぱり逞しいなと思う。
JK「なんだよ急に、びっくりし…」
話している途中のグクの口を自分の唇で塞げば最初は驚いた様子のグクもちゃんとそれに応えてくれて。
言葉では素直に伝えられない私の気持ちを受け取ってくれたのか、グクはしっかりと私の目を見ると
"A、愛してるよ。"
と言って少しだけ照れ臭そうに笑った。
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めろん - めっちゃ面白かったです〜! (2018年7月15日 5時) (レス) id: be1ebe7a50 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - 最高すぎ!!やば!!!グクやばば (2018年1月26日 22時) (レス) id: 4f4a3a6495 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 本当に本当に素敵な作品でした!!サイコーです!!大好き!!(〃ω〃) ジョングギ〜!サランへ〜(〃ω〃) 次回作も楽しみにしてます!! (2018年1月25日 0時) (レス) id: 243c6c39f4 (このIDを非表示/違反報告)
テェギ(プロフ) - 楽しい小説有難う御座いました、また次の作品にも期待してます!!お疲れ様でした! (2018年1月24日 20時) (レス) id: 59032997b8 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - きゅーーーーーん(〃ω〃) (2018年1月24日 0時) (レス) id: 243c6c39f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nonta | 作成日時:2018年1月20日 14時