odd love storys 4

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たくさんのアーティストがずらりと並ぶ舞台の上。
最前列の中央には今日のMCが立っている。









私はユリオンニとパンPDと共に舞台袖で様子を見ていた。








さっきからなんだか慌ただしくスタッフが走り回っていて、なんとなくだけどトラブルのような気がした。









ユリ「まずいわね、もう放送開始なのに。」








『何のトラブルですか？』








PD「音響機材みたいだな。マイク以外が全滅っぽい。」







『えっ！今日これ生放送ですよ？！お客さんだってもう入ってるのに。』








どうやらまだ舞台の上にいるアーティストたちはその事実を知らないみたいだけどパフォーマンスが始まる前に何とか復旧出来るのか微妙なところらしい。









そうこうしているうちに始まってしまった歌謡祭。会場全体が歓声に包まれ、アーティストたちが順番に挨拶をしていく。









MC「それでは今日はこの豪華なアーティストの方々と楽しい時間を過ごして行きましょうねー！」









このあとすぐ1組目のアーティストのパフォーマンス予定だったけれど、一旦CMを挟むことになり全てのアーティストが舞台袖へとはけてそれぞれの控え室で待機してすることになった。








それでもCMを挟むのにも限界があるしあまりに長く待たされれば会場のお客さんたちも怪しむだろう。
ましてやこの日の為に休みを取った人だっているはずだ。

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