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生まれて初めてのデートは想像以上に楽しいものだった。
ただ一つ問題があるとすれば、私の隣を歩くこの男は遊園地でも注目を浴びると言うこと。
すれ違う女の子たちがうっとりとした目でテテのことを見る。
当の本人は全くと言っていい程気にしていないけど、隣を歩く私は何とも言えない気持ちだ。
人を振り回すのが特技みたいなテテと一緒にいて疲れた私からすると代わってあげましょうか？と言いたくなるけど。
TH「これおいしーよ！Aも食べて！」
ありとあらゆる乗り物に乗って、気付けばお昼もとっくに過ぎていた私たちはフードコートでご飯を食べていた。
差し出されたソフトクリームは何だか毒々しい色をしていたけれど、一口食べれば普通に美味しくて。
『おいしい。』
TH「でしょ？」
テテは満足そうに笑った。
遅めのお昼を済ませてからもまだ乗っていない乗り物を制覇していく私たち。
気付けばもう外は薄暗くなっていて、観覧車が綺麗にライトアップされ始めた。
TH「観覧車乗って帰ろっか？」
『またベタなこと言うね。』
TH「いいじゃん、そーゆうのが何だかんだ1番楽しくない？」
まるで本当にデートだった。
手を繋いで歩くのも、お互いの食べ物を分け合うのも。
2人で観覧車の列に並んでいる間もテテはずっと私の手を繋いでいた。
「次の方どうぞ〜」
スタッフの人が観覧車のゴンドラの扉を開けてくれて、2人で乗り込むと向かい合わせになる私たち。
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alexandrite_bbc(プロフ) - ものすごく面白いです！更新とっても楽しみにしております！ (2018年1月25日 22時) (
レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
泉楓(プロフ) - このお話大好きです！面白くて続きがホントに楽しみです！更新待ってます！ (2018年1月25日 12時) (レス) id: e4e12326fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nonta
| 作成日時：2018年1月6日 14時
