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ふかーく息を吸って、吐く。その繰り返し。そうでもしてないと息してる感覚がなくなる気がするから。
YG「そんな無理して会う必要ねぇぞ。ほぼ縁切ってるし」
ユンギが心底そう思ってるように言ってくれるけど
「ダメ。ユンギの家族にはちゃんと会っておきたいの」
自分の気持ちを伝えるために。どれだけユンギの傍にいたいのか知ってもらって、認めてもらう必要がある。
ユンギが呆れたように苦笑いをして、軽く頭を叩いてくれる。
YG「いつも通り、お前らしくしてたら大丈夫だ」
ユンギが家の扉を開いて中に入る。長い廊下を歩いて大きな扉の前についた。
YG「アボジ。A連れてきた」
ユンギは全然緊張してないようで少しだるそうに扉にそう呼びかける。すると中から入れ、と静かな低い声が聞こえた。
ゆっくり扉を開いて部屋に入る。会社の応接しつみたいにソファと机が並べられていた。そして正面の大きな机の向こう側に、ユンギのアボジは座っていた。
YG's AB「初めまして、Aさん。そちらにどうぞ」
思っていたよりも物腰柔らかい口調に拍子抜けする。もっと怖くて、いかつい感じの人を想像してた。
促されたソファに座ると、正面にユンギのアボジも座った。ユンギと似た…いや、ユンギが似てるのか、少し皴のある涼しげな目元に白い肌。年取ったらこんな感じになるのかな、ユンギ。
YG's AB「ユンギのアボジです。いつもユンギがお世話になっております」
「いえ、こちらこそ。改めて、チョン・Aです」
YG's AB「チョン？もしかして、ジョングクくんの親戚の方ですか」
「あ、そうです。彼とは従姉弟なんです」
YG's AB「そうですか。じゃあ私について、あまりいい話は聞いてなさそうですね」
無表情でそう言いのけるユンギのアボジに、サーっと血の気が引く。
やばい、出だしから失敗したかもしれない…。
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舞姫(プロフ) - Yellow8938さん» なんとご丁寧に..!!ありがとうございます！体調万全で頑張りますよー！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1a97abd4f4 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - おはようございますいつも楽しくお話読ませて頂いてますTwitterフォローさせて頂きました今日1日体調崩さない頑張って下さい (2020年1月23日 8時) (レス) id: fb4a224a7d (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - Alohaさん» きゅんとさせられて嬉しいです！笑またきゅんとできる作品をつくるようにしますので長い目でよろしくお願いします！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
Aloha(プロフ) - お疲れ様でした。更新を楽しみにいつも読ませていただきました。番外編きゅんとしました。新しい作品も楽しみに待ってます。 (2019年3月19日 7時) (レス) id: d179b7f5fa (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - うさぎちゃんさん» わぁぁぁありがとうございますぅぅ！泣楽しんでいただけたようで何よりです！これからもよろしくお願いします^ - ^ (2019年3月9日 23時) (レス) id: 1a97abd4f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞姫
| 作成日時：2019年2月2日 16時
