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「…嘘」
咄嗟に出た言葉。いきなりすぎて、信じられなかったから。
YG「嘘じゃねーよ」
ユンギが正面に来て私と向き合う。段差のせいで、下からのぞき込むような形になったユンギの視線が熱い。
YG「前々から考えてたんだが、ハワイ行った時喧嘩しただろ？でもその後ちゃんと元に戻れた。お互いを理解できた。Aと結婚したいって、ちゃんとした繋がりが欲しいと思ったんだよその時」
「そんな…まだ付き合って半年しか経ってないんだけど」
YG「前の含めたら4年半だろ」
「…私、子供っぽいよ」
YG「知ってる」
「思い込み激しいかも」
YG「かもな」
「…ユンギのこと、好きって気持ちしかなくて、将来のこととかちゃんと考えられてないかもしれないんだけど…それでも？」
YG「それで充分」
ユンギは目を細めて、ふわっと笑って。私の両手を取る。
YG「黙って俺の後をついてこいなんて言わない。ただずっと、隣にいてくれ。…愛してる、A。返事は？」
薬指にはめられた指輪をユンギが親指の腹で撫でる。握られた手がいつもよりも温かくて、思わず涙が出た。
「…私も愛してるよ、ユンギ。結婚してください」
ユンギの指が私の涙を拭ってくれる。そのまま優しく引き寄せられて、軽く唇を重ねる。
YG「何回も愛してるって言いたかった…けど大事な場面で言ったほうが伝わるかと思って。もうこれからは存分に言えるわ」
「そんな言うつもりなの？」
YG「お前が愛おしいと思ったら言うよ」
「じゃあ私も言う」
恥ずかしがらないで、言葉にすることに意味がある。ユンギとまた付き合い始めてから気づけたこと。
好きな人に好きって、愛してるって言えることがどれだけ幸せなことなのか。
「ユンギ」
ユンギを正面から見て、泣かないように精一杯の笑顔を見せる。
「私を選んでくれてありがとう」
YG「…こっちの台詞」
お互いに自然に頭をくっつけて、笑い合う。
YG「愛してるよ、A」
ユンギの低くて心地よい声が、優しく私を包んだ。
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舞姫(プロフ) - Yellow8938さん» なんとご丁寧に..!!ありがとうございます！体調万全で頑張りますよー！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1a97abd4f4 (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - おはようございますいつも楽しくお話読ませて頂いてますTwitterフォローさせて頂きました今日1日体調崩さない頑張って下さい (2020年1月23日 8時) (レス) id: fb4a224a7d (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - Alohaさん» きゅんとさせられて嬉しいです！笑またきゅんとできる作品をつくるようにしますので長い目でよろしくお願いします！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
Aloha(プロフ) - お疲れ様でした。更新を楽しみにいつも読ませていただきました。番外編きゅんとしました。新しい作品も楽しみに待ってます。 (2019年3月19日 7時) (レス) id: d179b7f5fa (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - うさぎちゃんさん» わぁぁぁありがとうございますぅぅ！泣楽しんでいただけたようで何よりです！これからもよろしくお願いします^ - ^ (2019年3月9日 23時) (レス) id: 1a97abd4f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞姫
| 作成日時：2019年2月2日 16時
