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バスに乗って目的の場所に着く。ウィンドウショッピングができそうな店が立ち並ぶ道は思っていたよりも人が多くてぶつかりそうになるけど、対するジミンはスルスルと人を上手に避けて歩いている。
「人混み慣れてるんだね」
JM「まぁよくてヒョナと出かけるから。Aは慣れてないみたいだけど」
「久しぶりにきたから…あ」
とんっと向側から来た人の肩が軽くぶつかって思わずよろめく。するとジミンは反対側で受け止めてくれた。
JM「危ないね。Aがよかったら手繋ぐ？俺がリードしてあげる」
「あ、うん助かる」
差し伸べられた手に自分の左手を重ねようとして、ピタリと止めた。
あれ、なんでジミンと手繋ごうとしてるの…！？
「ごめん、オッパもそうしてくれたからつい…！」
JM「あは、じゃあいつもそうなら今もしなきゃじゃん」
笑顔でジミンが私の左手を握ってくれる。私よりも少し大きくて、柔らかい手。
JM「俺が前ほっぺ触った時はなんともなかったのに、手繋いだだけでそんな真っ赤になるの？…やっぱり可愛いなぁ、Aは」
ふわりと溶けるような笑顔で、にぎにぎと手を数回握られる。確かめるようなその仕草に体の体温が上がるのが分かる。
JM「Aは何が好きなの？何がしたい？今日俺に全部教えてよ」
至近距離の笑顔は心臓に悪くて言葉に詰まっていると、ジミンはそれすらも面白がるように笑った。
各々が入りたい店にフラッと入って、出るを繰り返すこと数回。少し疲れがきて歩くスピードを緩めると、ジミンがそれに気づいてくれたのか座ってて、と近くのベンチを指差して飲み物を買いに行ってくれた。
ベンチから少し離れたワゴンでジミンが真剣な表情でメニュー表を見ているのが見えて、思わず頬が緩む。
ウィンドウショッピングも全然苦じゃなかった。ホソクオッパといく時は私が物欲なさすぎて、オッパに振り回される感じになるんだけどジミンとはそうならなかった。お互い好きなところに入って、時々似合うかどうか聞くぐらい。それが驚くくらい自然。
ジミンは本当に優しい。なんでこんなに良くしてくれるんだろう。…好きだから？
…自惚れすぎ、自意識過剰。
自分の考えが恥ずかしくて、それを紛らわすためにスマホをポケットから取り出そうとしたら
「あれ、もしかして…Aか？」
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花帆 - 一気に読ませて頂きました！ジミンとの心の救い愛がステキでした…！兄弟愛も良かったです！出会い頭のいちゃつきは何故だったかが気になります(笑)小話も楽しみにしております(*´∇｀)ﾉ (2021年1月29日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺたさん» わー！ありがとうございます！更新遅れてすいません...続きお楽しみに待ってくださる幸いですー！！ (2020年7月18日 0時) (レス) id: 1a97abd4f4 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - 面白いですね...。これ。ハマっちゃいましたw続きすごく楽しみです。頑張ってください! (2020年7月15日 19時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年7月13日 16時
