45. ページ15
JM「……」
YG「……」
変な緊張感が流れるリビング。後ろから某SF映画の真っ黒な敵が出てきた時のBGMが流れてきそうな無表情の顔でコーヒーを飲んでるユンギオッパと、それに向かい合うように座ってるジミン。
たまたま大学終わりにジミンと二人で歩いていたら偶然オッパと出くわして、そのまま連れてこられた。いや、私は自分の家だから連れてこられたって語弊あるけど、ジミンの場合はほぼ正解だと思う。
けど連れてきた本人は全く話し出さず、ジミンもそれにつられて気まずそうな表情をしてる。そして何故かキッチンにいるホソクオッパとソクジニオッパはニヤニヤと笑って変な状況だ。
YG「…Aが釜山の中学にいた時にいきなりいなくなったのは、お前のせいじゃないよ」
いきなり話始めたらなんのことかと思ったけど、すぐに私が前話したことだと気づく。ジミンも気づいたようでそうですか…と小さく呟く。
YG「変な噂が流れたから引っ越したけど、お前じゃなくて、別の悪意があったやつの仕業だって分かってるから」
「…え！？そうだったの！？」
YG「あぁ、俺そいつシメたから。でも前聞いた感じだとまだ懲りてないみたいだな」
普通の世間話をするような感じでオッパが物騒なことを言うもんだからどう反応していいのか分からない。そんな私に対してオッパは苦笑してコーヒーをまた飲む。
YG「もう終わった話だから。また会えてよかったな、ジミン」
オッパがふわりと視線をあげて微笑む。家族以外で見せるのは珍しい。ジミンも一瞬驚いた顔をして、優しい笑顔を浮かべる。
JM「やっぱりAのオッパですね。ホソクヒョンも、2人とも優しい」
JN「え、俺は？？」
「オッパは私のオッパじゃないじゃん」
JN「そんなつれないこと言うなよ〜！！」
ふとジミンの顔をみると、ジミンも私を見ていて胸が弾んだ。あぁ、やっぱり私はジミンのことが好きなんだなって改めて思う。
JM「A、今幸せ？」
オッパ達が話しているのを他所に、ジミンがこっそりそう聞いてくる。
「うん、幸せ」
たった一言。それだけで伝わったのかジミンは私の肩を引き寄せて、頭に自分の頭を軽く乗せる。
JM「俺も」
ジミンも同じように短く返して、またお互い視線を合わせて笑い合う。
もしあの時、私がジミンを見つけなかったら。ジミンが私を見つけなかったら。そんなことが想像できないくらい、私は幸せに満ちていた。
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花帆 - 一気に読ませて頂きました！ジミンとの心の救い愛がステキでした…！兄弟愛も良かったです！出会い頭のいちゃつきは何故だったかが気になります(笑)小話も楽しみにしております(*´∇｀)ﾉ (2021年1月29日 3時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
舞姫(プロフ) - ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺたさん» わー！ありがとうございます！更新遅れてすいません...続きお楽しみに待ってくださる幸いですー！！ (2020年7月18日 0時) (レス) id: 1a97abd4f4 (このIDを非表示/違反報告)
ツウィのお耳であり、ジミンのほっぺた(プロフ) - 面白いですね...。これ。ハマっちゃいましたw続きすごく楽しみです。頑張ってください! (2020年7月15日 19時) (レス) id: 6930d20808 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2020年7月13日 16時
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