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事務所を辞めてから数日経った。本来なら今頃コンテストのリハをして最終調節に入ってる時だけど今の私には関係ない。
OM「A〜ご飯食べましょ」
「はーい」
居場所がなくなって逃げるように帰ってきた実家では今までの忙しさが嘘のようにのんびりと過ごしている。規則正しく起きて花に水をやって家事の手伝いをして…まるで普通のOLだ。
OM「大分食欲出てきたわね。もう平気そう？」
「うん、ごめんね心配かけて」
OM「Aが元気ならいいんだけど…」
心配するようにオンマが顔を伺ってくるけどそれに笑顔で返す。
「本当に大丈夫。でもここにずっといるのも申し訳ないし、新しい仕事すぐ見つけるよ」
オンマは一瞬悲しそうな顔をしてそう、と呟く。ニュースでもみたのか帰ってきた事情を一切聞かずに普通に接してくれてるのは本当に助かる。でないと思い出しそうだから。
早めに夕飯を済ませてなんとなく外に出る。近くにある海の浜辺を歩きながらそこにあるベンチに座る。誰もいなくてただ波の音だけが聞こえる静かな空間。
「…みんなどうしてるかな」
一切連絡を入れずに離れてしまった今どうなってるのか分からない。テレビも見ないようにしてるし、前もっていた携帯も充電を切らしたままだ。
でももう戻ることもないし関係ないのだけど。
そう考えた瞬間、何故か目頭が急に熱くなって慌てて手で擦る。自分で決めたことなのになんで今更考えてるの。そこにいるだけで迷惑をかけるんだから離れて正解だって。
なんとか堪えて深くため息をつくと、誰かが後ろに座る気配がした。全然気配感じなかった。見られたかもしれないと思って慌てて立ち上がろうとすると
JK「A」
愛しい、澄んだ声が聞こえてきた。
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
