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JN「…それは恵まれてるからじゃない？」
ユンギの隣に座って背中をソファに預ける。
JN「僕たちを守ってくれる人達がいる、支えてくれる人達がいる。その人達のおかげで僕らは力を持たなくてもよくなったんだよ」
昔ほどがむしゃらじゃ無くなった。何かにすがりつくほどでは無くなった。そうしてくれた人達の中にAがいる。けれど今Aはいない。
やっとジョングクを通してAが僕達にくれたものを返しつつあったのに。これじゃ、出会った時と同じだ。
YG「Aは俺たちの一部だ。絶対に取り返す…ジョングクのためにも」
グッと拳を握るユンギを見て僕の手にも自然と力が入る。
その時どっかから誰かが怒鳴る声が聞こえてきた。ユンギと顔を見合わせて慌てて宿舎内を探すと、僕たち以外のメンバーがジョングクの部屋の前に集結していた。ホソガにこっぴどく叱られたのか、テヒョンが正座になってしゅんと頭を垂れてるのを見て扉を壊したのはテヒョンだって分かった。
NJ「そうだユンギヒョン、ジニヒョン。やっぱりあいつでしたよ、Aの芸大時の先輩がAを脅してました…ジョングクとのことで」
ナムジュンの言葉にジョングクの目が見開かれて影が落ちる。
JK「やっぱり僕のせいで…」
JN「違うよ、ジョングガ」
考えるより先に口が出て自分でもびっくりする。まわりのメンバーも驚いてるのか全員僕をみていた。
JN「お前のせいっていうか、Aの性格だったらお前のためでしょ。その脅されてることも話そうと思えば話せただろうに、そうしなかったのはお前を1番に想っているからだろ」
Aは自分が笑わなくなるのはいいのに、僕たちが笑わなくなるっていうのはよしとしない。自分が嫌な思いをしようが苦しもうが関係ない。
それがA。
JN「手放したくなくて諦めたくないならAと話してきな。離れるって決めたなら口出ししない。けど一緒にいたいと願うなら僕たちも協力する」
ベットの縁に座っているジョングクの前に屈んで目線を合わせる。ジミナとテヒョンが両サイドに座って、みんながジョングクを囲む。
JN「お前がAを好きなことをお前も誰も非難することなんてできないんだから」
ジョングクが腕で目元を隠すとすかさずテヒョナが揶揄うようにジョングクの頭を撫でる。この場にAがいないことが違和感でしかなかった。そう思うくらいAの存在は大きいんだ。
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
