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パーティーの日から数日後、会場の下見と打ち合わせをかねてソウル・コレクションが行われる予定の場所に来た。着々と設営は進んでいるらしく、普段はライブに使われている会場の中心にはランウェイがらしきものがある。
「そういえばゲストにBTSくるらしいぞ」
「へぇ、また大物を」
「ここでもしBTSが招待客のうちの誰かとコラボしたら、後々その場所にいたって自慢できるな」
数人の会場スタッフの話し声が聞こえてきてなんだか誇らしくなる。確かに今回のは大きいイベントだし、もっと彼らの良さを知ってくれる人が増えるいい機会だ。
上機嫌になって鼻歌を歌いながらステージの裏の方に入って自分の名前が貼られた控室の扉を見る。
やっとここまできた。これを乗り越えたら…堂々とみんなの、ジョングクの横に立てる。
感慨深くて深く息を吐く。切り替えようと踵を返そうとした時、真後ろに人がいた。
「…先輩」
「下見ご苦労さんだな。もう優勝確定とか思ってんのか？」
「そんなわけ」
最近行く先々で現れてなんなんだこの人。本当に鬱陶しい。
相手にするのもバカらしくてそのまま先輩の横を通り過ぎようとしたら、目の前に1枚の写真を掲げられた。
「っ、これ…！」
それは私の腰にナムジュンが手を回して笑ってる写真だった。パーティーの時に滑り落ちた時に助けてくれた時のやつだ。
「それをさっき事務所の方に入れてきたよ。ダメじゃん所属アイドルと本当にできちゃったら」
「こんなの正直に話したらすぐにわかります。パーティーの会場には他にも人がいましたし、私と彼がそんな関係ではないことなんて」
「おいおいそんなこと言っていいのか？せっかく逃げ道作ってやったのに」
「？逃げ道ってなんの…」
先輩がニヤついた表情でスマホを取り出してその画面を突きつけてくる。目を凝らしてみると
それはソファに座ってジョングクが私を抱きしめてる画像だった。
「…関係者しか入れないエリアに勝手に入ったんですね」
「今はそんなこと気にしてる場合じゃないだろ。あ、ちゃんと動画も取ってるから言い逃れなんてしないように」
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
