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TH side.
ヌナのマンションから帰るためマネヒョンの車に乗り込む前にテヒョニヒョン、とジョングクに呼ばれる。
JK「この前はヌナのとこに行かせてくれてありがとうございました。それと…子供っぽいこと言ってすいませんでした」
ジョングクがぺこりと頭を下げたのを見て、俺が怒鳴ってしまった時のことを思い出した。
俺の問いに、お前は関係ないよとばかりのことを言われたから怒鳴ってしまったあの時。
けどナムジュニヒョンの制止を振り切ってヌナのところに行ったジョングクを見たら、俺は本当にジョングクになんてこと聞いたんだろうって思った。
ジョングクがナムジュニヒョンに憧れてBigHitに入ったことは有名な話だ。だから、ナムジュニヒョンと似てるヌナだから、好きよりも憧れの方が強いと思ってた。
けど違った。
ジョングクは、本当にヌナのことが好きで。憧れじゃなくて好きな人だから傍にいたくて。それはナムジュニヒョンがヌナに対して想っていることと同じくらい強い気持ち。
多分、俺がヌナを大切にしたい気持ちと似てるようで、全く違う感情。
TH「…俺もジョングクの気持ちを否定するようなこと言ってごめんね」
ジョングクを引き寄せて頭をポンポンとする。するとジョングクは顔を上げて俺を見た。
JK「ヒョン、僕ヌナが大事です。これがもし恋じゃなかったら、僕は恋してないですよ」
俺の問いの答えを俺の目をまっすぐに見て語る目があまりにも澄んでいて。昔よりも柔らかくなったけど、変わらない芯の強さを感じて成長したなぁとかおじさんみたいなことを思う。
TH「じゃあヌナを助けなくちゃ、でしょ？」
JK「はい、絶対取り戻します」
決意したように強く頷いて車に乗り込むジョングク。その背中はいつもよりも大きく見えて思わず笑みがこぼれる。
俺にとって正直、ナムジュニヒョンでもジョングクでもヌナのことを幸せにしてくれるなら誰でもいいんだ。
ただ傍にいるならそれだけ強い気持ちを持ってほしかった。それが分かって、心から安心したのはジョングクにも、ヌナにも秘密にしておこう。
俺もヌナのことが大好きだから。
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舞姫(プロフ) - たまちむさん» お待たせして申し訳ございません〜泣これからは定期的に出来るようにしますのでよろしくお願いしまーす！！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: 9c8a3f79d6 (このIDを非表示/違反報告)
たまちむ - 面白くなって来ましたね！更新頑張ってください、応援してます！ (2019年8月6日 1時) (レス) id: 11b0bd599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす
| 作成日時：2019年8月1日 14時
