312 ページ12
side戻る
「そんなわけで団長、おめめ持ってきました！」
私は目の前にある綺麗な顔を数秒眺めたあと目的を思い出し、カバンから保存ケースに入れられた採れたてホヤホヤ生眼球を目の前の人物、幻影旅団団長クロロ=ルシルフルに渡した。
「あ、お金はお兄ちゃんがいつものところによろしくって言ってました。」
しばし無言の後「……なるほど」と眼球を受け取り、反対の手で私の髪をサラリと梳いた。
「どうかしましたか？」
「いや、Aの瞳どこかで見たことがあると思っていたが……父親に似てるってよく言われるだろう？」
「にてますか？嬉しいです！」
目の前で、まさか俺も騙されるとはな……と楽しそうにしているクロロさん。騙すつもりはなかったんですけどね！と心の中でお返事をした。
「ああ。うっかりしてると奪い去ってしまいそうなほど強くて綺麗な瞳だ」
ぐいん、と顔を近づけてきたクロロさんは先程梳いた髪を掬い直し、目の前で軽く唇をつけた。
「そんなに褒めても何も出ないですよ」
クロロさんは段々お茶目になっていくなぁと思いながら、頬っぺたを膨らませた。
「Aちゃん？……団長、何してるのさ」
奥からオーラに気がついたシャルさんがびっくりしたような顔で出てきたと思うと、ちょっと不機嫌そうな顔をした。何故？
シャルさんに続いてマチさん、眉なしヤンキーのフィンクスさん、フェイたんさんがぞろぞろと出てきた。
「おいおい団長。Aは辞めといた方がいいぜ」
フィンクスさんが肩を竦め、わたしをしめしながら会話に混ざった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 564人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊波トウナ(プロフ) - すごく面白くて一気見しました。他サイトがどこかすごく気になります...！ (1月15日 15時) (
レス) @page43 id: ce08f5279c (このIDを非表示/違反報告)
クルミ(プロフ) - るぜさん» え？uリア紀さんとか知らないですね🤔ありがとうございます！続きも見てくださると嬉しいです！ (1月10日 23時) (レス) id: e0e69a6993 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ(プロフ) - huji山さん» えっと、割と有名なとこで検索してみてください……タイトルほぼそのままなので……続き書きますぅ……(いくつか描きたいシーンがあるのでそのうちお会いしましょう！) (1月10日 23時) (レス) id: e0e69a6993 (このIDを非表示/違反報告)
るぜ(プロフ) - 他サイト最新話まで見させていただいています！多分あのカンb…なんでもありません。きっと貴方様だと思います続き待っています! (11月26日 23時) (レス) @page43 id: 59892969ae (このIDを非表示/違反報告)
huji山(プロフ) - 他サイトがめちゃくちゃ知りたいです！（ ; ; ）マジで続きが楽しみです！深くは追求したり、不躾なことは致しませんのでご安心を。これからもがんばってねください！ (10月18日 23時) (レス) @page43 id: 704ce5ae45 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クルミ | 作成日時：2021年5月16日 23時
