【Ｈ×Ｈ】続×6、転生したらゾル家に生まれた件について。

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ガッツリ目が合った弟は、やべぇと言った表情で逃げようとした。



なので近くまでダッシュ(数回のつまづきを華麗に行った)で行き距離を詰めた。



諦めたように肩をすくめる弟様に、「ってことだからおうち帰ろ？」と伝えると、

「……オレの見方じゃないの……？」

キラキラのお目目で聞かれた。



「そう言う問題じゃないよ……1人は危ないってパパもママも言ってたんだから……」

と私もとゅるとぅるのお目目で返すと一瞬ｽﾝと真顔に戻ったキルアくん、悪巧み顔になり「Aに言いたいことがあるんだけど」と顔を寄せてきた。



「……あー！！！あんなところに大きな桃がぁあ！！！」



そんな子供騙しの方法で勢いよく斜め後ろを指さすキルア。私は条件反射で「えー！！！大きな桃どこ？！」と指さした方を振り返った。



そして当たり前のように目の前から消えるキルア。

無慈悲だ……と思いながらも最早ドジっ子にプログラミングされた私はキルアが指さす方向を見ざるを得ず、結果的に逃亡に成功した弟。



去る前に一瞬見えた顔が少しだけ寂しそうだった。

キルアの中で私だけは家族と違うかもという気持ちがあることは知っていた。でも私はそれ以上にキキョウさんとイルミさんのイエスマンなのでどうしようもないのである。



いや、寂しいのは私かもしれないな、と目の端に見える弟の背中と例のお店を見えないフリしてママさんに電話をかけるのである。



「もしもしママ！

……あれっっ？何を言おうとして電話したんだっけ？？」



天気は晴れ。



絶好のハンター試験日和である。







.数年ぶりです……

スマホの機種変に伴いこちらのパスワードを忘れアドレスも変わり詰んでおりました。一応完結です。
一応。

続きも少しは考えているのですがキリが悪くなりすぎるので終わりです。

他サイトで作者かな……と思う人がいれば生暖かく見守ってください。某呪いで呪いを祓う廻戦とかを中心に書いております……もし違ったら気まずいのでおまえか？？なんて聞かないでくださいまし……



ps.少しずつ他サイトにこちらの作品を乗せていこうかと思っていますので、どこかで会った際はニコニコしながらしれっとフォローして頂ければ嬉しいです。

終わり ログインすれば
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