145 ページ45
「うーん、これは多分痺れ系のかなぁ……、味的に。どうおもいます?」
小さなカップに入れられたミネラルウォーターに、瓶に入った液体を1〜2滴垂らした私はそれを目の前の人に渡しながら呟いた。
その液体を受け取り飲み干して見せた目の前の人は、ゲホゲホとむせながら私に向かって恨み言を言った。
「これ、致死性の毒ね。お前私を殺す気か」
"首と喉が痛い"と私を睨んでくる目の前の人─もといフェイたんさん─に私はすっとぼけて返事をする。
「えっ、そうだっけ?……うわ、本当だ。フェイたんさん大丈夫ですか?!」
滅茶苦茶に睨まれたけど、3秒後には「あぁ、出会った時からこんなんだった」という顔をされた。
いや、でも致死性の毒を飲みながらも元気ピンピン生きている(少なくともパッと見はそう見える)
あ、フェイたんさんを殺す気はなかったとだけは、言っておきたい。ほんと、ほんとよ!!
ちなみに喉の痛みは三十分くらい前に試した八朔黒蛇の毒だと思います。
アレ、ヤバイんだよ。うん、何がって一番最初アレをイルミさんに慣らすためだとかで飲まされたときは三日三晩熱にうなされたもん。足も一週間くらいずっと痛かったし。
とにかく!八朔黒蛇の毒が大丈夫だったんなら問題ないと思うよ、ってことが言いたかった。
はい、私の仕事終わりー!
.
1010人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クルミ(プロフ) - 雲類鷲さん» ひゃーーー!嬉しいです!マイワールド前回なのですが少しでも気に入って貰えたらうれしいです♡ (2022年7月12日 0時) (レス) id: e0e69a6993 (このIDを非表示/違反報告)
雲類鷲(プロフ) - フェイたんさんなのが妙にツボでニヤニヤしてしまいます。イルミの妹になってみたかったので、このようなお話を作っていただきありがとうございます! (2022年6月19日 10時) (レス) @page50 id: b3359691d7 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ(プロフ) - ユラさん» 作者のイメージが暴走している中、共感して下さりうれしい限りです(>ω<)!! (2017年12月18日 21時) (レス) id: c21ec62e54 (このIDを非表示/違反報告)
ユラ(プロフ) - 可愛すぎかよ!!シャルさん! (2017年12月10日 22時) (レス) id: ff37061d8d (このIDを非表示/違反報告)
クルミ(プロフ) - フェイタン天使さん» コメントありがとうございます!!一段落ついたら原作編にも行きたいと思っております(行けるかどうかは別として)!!更新頑張ります(^^)! (2017年12月8日 0時) (レス) id: c21ec62e54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クルミ | 作成日時:2017年4月29日 15時