【Ｈ×Ｈ】続々、転生したらゾル家に生まれた件について。

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街でウィンドウショッピングなうな私は、胡散臭いオーラを感じ振り向いた。



キラキラとした雰囲気を醸し出しつつも笑っていない口元、表情の無い目はとても不気味で、不自然なのに周囲の人は気がついていない。



いや、チラホラ気がついている人もいるが、他人の事だしだからなんだという話ではある。とはいえ演技研究家の私としては是非とも改善して欲しいところだ。



「あーっ！シャルさぁーん！！」



そこで思いついたのが私がよく使う手だ。



親しげに手を振り笑みを浮かべ猛ダッシュ！相手が振り向く前に全力で背後からハグ(タックル)をかまし、思いっきり可愛らしい声で不満を述べる。



「シャルさん私です、無視しないでください！！」



「ハハハッ、人違いのようですね」



少し驚いたような声で私に笑みを向けてきたソイツは、いけ好かない顔をしていた。もはや八つ当たりのようなそれを心の中でしゃべりながらも演技を続けた。



「へっ？！うわっ、シャルさんじゃない！！ごめんなさい、いま離れま"ｯ……ｲﾀｲ」



ひどく驚いたような顔をした後勢い良く離れ、反動で後ろにある木に突っ込み顔面強打。そしてひどく困った顔で一言



「しゃるさぁん……」



「人違いですね！」



困りきった顔の美少女の目の前には胡散臭い笑顔とわざとらしい笑み。






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