【呪術廻戦】俺ら京都最強組【禪院直哉】 (ページ12)

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幼馴染との別れページ12

｢は？｣

父さんから聞いたのは俺にとって最悪の言葉だった

｢ごめんね、仕事でこれから二年間東京で暮らすことになっちゃった。だから、Aも二年間東京の高専に通ってほしいんだ｣

中学三年が終わり、漸く呪術高専へ入学できると柄にもなくワクワクしていた俺に、テヘっ☆と悪気なくそう伝えた父さんに殴りかかった俺は悪くない

｢避けんなや｣

｢避けるよそりゃあ｣

暴力反対ーと言う父さんは俺の出した式神をヒラヒラと避ける

｢大丈夫、東京は怖くないよ？｣

｢そういうことやあらへんわ！｣

一日二日、1週間くらいならまだええ

けど

｢直哉くんとのお分かれが寂しい？｣

図星を突かれ、式神の動きが止まる

ここの所、学校や家で毎日会っていた直哉と離れるのは正直、考えられないことだった

｢でも未成年を一人にするのは流石にお父さん心配｣

別に平気やけど

｢あともう書類とか送っちゃったし、荷物も纏めちゃったから諦めて｣

｢あ"？｣

式神がまた動き出す

｢大丈夫大丈夫、なんかね、御三家の五条くんも入学するみたいだから、仲良くしてくれると蘆屋家的に嬉しい｣

｢子供使って御三家に取り入んなや！｣

｢次期当主でしょ！御三家と仲良くして！｣

次期当主、と聞いてまた動きが止まる

｢しゃあない、分かったわ...｣

｢ごめんね｣

直哉になんて説明しよう
大丈夫、二年、たったの二年やから