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Aside

「ほんで、誰なん、あの人」


少し離れた所から真っ黒な男の人を見る


呪力を1ミリも感じんその人は、立っとるだけで存在感を放っとった


かっこええ


それが一番に思った素直な感想やった


「禪院家の落ちこぼれやって、みんな言っとった」

「はぁ?人違いとちゃうん?」


呪力が無いにしろ俺と直哉にも分かる強さ


俺もああなりたい


ジーッとその人を見とるとまた視界が暗くなる


「見んといて!」

「堪忍してや」


直哉が拗ねたように俺を見る


「甚爾くんが強くてかっこええのは分かるけど、Aは行かんといて!」


何処へや


「俺を置いて行かんといて!」


俺の目を見て直哉が必死に訴える

なんやろ、俺、直哉にまっすぐ見られんの苦手やわ

全部全部、ええよ、って言ってまう


「なら、一緒に行こうや」


直哉の目を見つめ返してそう言う


「二人で強なって、あの人みたいになって、立派な当主になるんや!」


「当主...」


「二人で最強や!」


そう聞いた直哉はぱぁっと笑顔になり


「約束やで!」


勢いよく俺に抱きついてきた


苦しいけど、直哉やからええよ


嬉しそうな直哉の笑い声が聞こえてきた

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作者名:ユウ | 作成日時:2023年6月4日 13時

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