俺たちの“守るべきもの”【番外編2-2】 (ページ40)

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番外編2-90 ページ40

荒木「続いては、エキシビション！
なーんとE組がA組に挑戦状を叩きつけてきたぞ！負けるな、我が校のエリート達！」

遊橙｢へぇ、留学生ねぇ…それも5人も…
今の時点で倍近い人数差があんのに
浅野の奴念を入れてか、文化交流とか言う名目で
海外から助っ人を呼びやがって…｣

夏叶｢長袖の着用に、ヘッドギアの装着…^^;
A組いわく、チームの区別をはっきりさせる
為らしいけど…それなら別にハチマキでよくない？｣

遊橙｢同感だ
なんでわざわざあんな…汗｣

E組の初期陣形は、完全防御形態

全員守備で、A組の攻撃を誘い出す

彼らの狙い通りA組はアメリカ人の率いる

小部隊を真正面から突っ込ませてきた

それを押さえに飛び出した吉田と村松が

アメリカ人のタックルによって

客席まで吹っ飛ばされる

遊橙｢おいおい…汗｣

ケヴィン「亀みたいに守ってないで
攻めたらどうだ。と言っても通じないか」

業「いーんだよ、これで
ごたくはいいから攻めてくればぁ？」

遊橙｢挑発しすぎだ馬鹿｣

業の挑発によって小部隊の全員が攻めてきた

磯貝「今だ皆！作戦“触手”！」

遊橙｢…なんつー作戦名だよ…汗｣

棒の防御を最低限にして

残りの全員で高く飛び

小部隊が突っ込んできたところを

上から押さえこむ

そして棒の重みでそいつ等をガッチリ固めて

棒の土台に組みこめば…完成

遊橙｢案外ちょろいな｣

夏叶｢…^^;｣

業｢(さぁて…浅野クン
次はどうやって攻める？)｣

今度は浅野が

両サイドから小部隊を送りこんできた

磯貝「よし出るぞ、攻撃部隊！
作戦“粘液”！」

遊橙｢だからなんつー作戦名なんだよ｣

攻撃部隊は

業、磯貝、前原、杉野、木村、岡島の6人

6人全員で中央突破を図る為

彼らはA組の本陣を目指して、全力で突っ走った

…が

岡島「攻撃はフェイクかよ！」

業達が小部隊とすれ違ってすぐ

その小部隊がくるっと方向を変えて

彼等を追ってきた

遊橙｢…なるほど
挟み撃ちにしようってわけか…考えたな

けど、アイツらがそうさせない思うけど？｣

彼等は全員客席にダッシュで逃げこんだ

業「場外なんてルールはなかった
来なよ、この学校全てが戦場だよ」

遊橙｢…後で赤髪絞め殺そう←｣

イスと客を使って逃げ回る業達と

その彼らを追うA組

会場の客席はもはやカオス状態

業「磯貝、そろそろじゃね？」

磯貝「…ああ
ここまでは、作戦通りだ」

夏叶｢どんな作戦立てたのさ！｣

遊橙｢夏叶、突っ込んだら負けみたいだぜ｣