俺たちの“守るべきもの”【番外編2-2】 (ページ26)

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番外編2-76 ページ26

そう言うと俺の身体中に激痛が走った

“今回”は身を裂かれるほどの激痛だった

“死”に繋がる技

身体中に来る負担

それはこの世のものとは思えないほどの激痛だ

その時俺の前に鬼翔が姿を現した

鬼翔｢代償は命か…
良いのか？てめぇの寿命が
“また”半分になるんだぜ？｣

…出来た…召喚…

半分と言っても今回で俺の寿命は尽きる筈だ

だが俺は鬼翔の不死の力で生き延びてる

やっぱり…俺と一心同体だからその影響か

というか鬼翔も飛ばされてたのか

…けどなんで…連絡が取れなかったんだ？

だが今はそれどころじゃない

遊橙｢んなこと…知ったことか…っ…
後で詳しいこと説明すっから…だから…
今は…俺の中に戻ってくれるか？｣

鬼翔｢俺を召喚した理由はなんだ？｣

遊橙｢…ﾌｯ
連絡が取れねぇなら
召喚しちまえばいい
…そう思っただけだ｣

鬼翔｢てめぇらしい理由だな
…後で話は聞かせてもらうからな｣

そう言うと俺の中へ

体を預けるようにして入ってきた

これで、鬼翔とはいつでも相談が出来るな

遊橙｢…律、今見たことを誰にも言うなよ｣

律｢御口チャック、ですね♪
わかりました遊橙さん｣

遊橙｢よし…｣

鬼翔の力が戻った今

…全ての感覚に対して鋭くなってるはずだ

取り敢えず茅野と渚を探すか

俺は一番厄介な渚を気配を探りながら探していく

少し微かだが…奥の方で気配が動いた

あの小さな気配は…2人…

遊橙｢手間が省けたな…｣

2人の間に立った俺

｢｢！？｣｣

遊橙｢見つけた｣

捕まえたのは

律｢潮田さん、茅野さん、アウトぉ～｣

渚｢遊橙さん凄いや…汗｣

茅野｢あーあ、見つかっちゃつたね渚｣

渚と茅野だった

遊橙｢これでも苦戦したんだぜ？
気配消すの上手すぎ
ま、取り敢えず確保な

律、あの何人残ってる？｣

律｢10人ですね｣

遊橙｢了解

んじゃ、お前ら後でな｣

そして、数分後

暗殺ケイドロは警察側の勝利で幕を閉じた

殺｢にゅふ～ん…
せんせーの出番が無いとは…｣

夏叶｢兄貴大活躍だったね！｣

遊橙｢…もうやんねぇ…｣

烏間｢(アイツは一体…何者なんだ…？
只の一般人に見えない身のこなしだったが…)｣

遊橙｢誰のことで悩んでるかは知らねぇが
たまには息抜きしろよ｣

烏間｢なっ…！？
(コイツ…俺の思考がわかるのか？)｣

夏叶｢兄貴ー！
早く着替えちゃおうよ｣

遊橙｢あーい｣