気付いたらヤンデレ製造機になってた件

スパークと危機(お下品、暴力注意) ページ19

アベル「そんなに怖がらないでくれ。」

アベル「僕は君のことを知りたい。
誰も知らない、奥底までを…ね。」

『っ……』

俺は壁際に追い込まれ、距離が近くなる。

アベル「君を一目見たときからずっと気になっていた。」

アベル「君のことについて…教えてくれるかい？」

『お、教えることなど……』

ググッ…(首を絞める音)

『…！？かはｯ、！！くっ…ぐぁっ！？』

アベル「確か君の固有魔法は…自分の受けた傷に比例して魔法を使うことが出来る。だったかな？」

っ……なぜ俺の固有魔法を………

グググッ

『がッ！？あ"…ぐ……っ…あ"ぁあ！！』

口の端から涎が垂れてくる。

アベル「……ふふっ、不思議だ。
本来穢らわしい物でも、君の物だと全て宝石のように見える。」

いきなり手を離され、その場に倒れこむ。

『っ……かはっ…げほっ、！っ…な、に…しやがるこの変態＿＿＿チュッ…

『…ッ！？』

は？え？俺、今…キスされてんの？え？俺のファーストキス此奴？しかも女性じゃなく男？？マジ？

お父さんお母さんごめんなさい。俺、もう婿にいけない。

てか、いつまでコイツ唇重ねてくんだよ！？

息しずれぇんだよ早く離れてくれ…！！

アベル「……っは…顔が赤いぞ？A。」

いきなり呼び捨て！？てか赤くねぇよ！！

『…、クソ野郎が……俺のファーストキス奪いやがってぇ…』

アベル「…！！僕がファーストキスだったのか…そうか……そうなのか…ふふっ、僕が……」

アベル「あぁ…駄目だ……君の前だと平常心を保てなくなる……」

アベル「本当は君を手に入れてからしようとしていたことだが……多少予定が狂っても問題ないだろう。」

『…っ……何を…』

シュルッ…プチッ…プチッ……

ネクタイを緩められ、上からボタンを一つずつ外される。

やばいやばいやばい、今度こそ掘られる……

ランスくんのときはなんとかなったものの…今回は恐らく誰も助けにこれない……

俺がなんとかするしか…！！

…！！そうだ、さっき首を絞められたときの傷で……

『ヴェイ……んぐっ！？』

口の中にネクタイを詰められる。

アベル「少し、静かにしていてくれないか？」

……あ、終わった。

お願いだ…せめてでも、皆無事でいてくれ…

＿暫くの間、体を弄られる。

初めてじゃないはずなのに、何故か今回は恐怖で冷や汗が止まらない。

誰か…助けてくれ……誰か＿＿＿ドゴォッ！！

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