気付いたらヤンデレ製造機になってた件

スパークとレアン寮の現状 ページ12

レモン「あっ！！先輩っ♡
マッシュくんと私の未来のために今から私とデートしてくれませんか？♡」

なんだその理屈は……意味が分からんがとりあえず可愛いから何でも良いか。

『れ、レモンちゃんが良ければ…？』

レモン「キャー♡」

男子組「えっっ…」

マッシュ「そ、そんな…うっ……」バタッ…

フィン「せ、せんぱ…嘘ですよね？？」

ドット「相手がレモンちゃんだったら何も言えねぇ……」

ランス「嘘、だろ…クッ……アンナ…すまない……」バタッ…

え、今の一言で死者二人出してしまった…

恐ろしや…

レモン「あ、そうだ！ちょっと来てください！」

全員「ん？」

何かあったのか？

ドット「なんだ？これ」

……おい、誰か俺のケツどさくさに紛れて揉んでねぇか？

チラッと横を見る。

ランス「……」

お前かよッ

てかお前俺へのセクハラ何度め？でしゃばりすぎだろコイツううううう

レモン「これは寮ごとの金の硬貨数を表す魔法の秤です」

レモン「よく見てください。」

レモン「現在レアン寮がほとんどの金のコインを独占しています。それに対して私達アドラ寮はマッシュくんの一枚だけ。」

レモン「今年度に入ってから、急にレアンが他寮からコインの乱獲をしだしています。」

レモン「それに対抗できる私達の寮の上級生は今、学外インターンに行っていて…レアン寮は純血主義の排他的な思想を持ち合わせてます。」

レモン「このままいけばそのレアン寮から今年の神覚者が…オルカ寮の生徒達は基本研究に没頭してますし…」

レモン「つまり私達アドラ寮生がこの事態を阻止しなければいけないということです。」

ドット「レモンちゃんはみんなが分かるようにちゃんと解説してくれてほんと良いこだな。ちゅきで〜す」(鼻血)

『チッ…いい加減離せランス……』

ランス「流石にバレていたか…」

『バレるも何もセクハラで訴えるぞこの野郎。』

レモン「ということですので、マッシュ君頑張ってくださいね。」

ランス「…なるほどな。つまりレアンのやつらを消さねば俺の目的は達成されない…と」

マッシュ「そういうことですな。」

ドット「おっしゃコラァ！殺るぜ！！」

フィン「頑張ってね！みんな！」

マッシュ「失われた平和を取り戻すために、一筋肉動かしますか。」

レモン「じゃあ私は早速先輩とデートに行ってきますねっ♡」

「「oh…」」バタッ…

早速やる気が無くなったな……あれ、これ俺が悪い感じ？

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