episode90 ページ13
アーサー「えっと…それじゃあ、それって付き合ってくれるってこと？」
A「他にどう受け取るんですかぁ！」
その言葉を言い切るやいなや、アーサー様に抱きしめられる
アーサー「よかった…ありがと。だから泣き止んで？」
A「泣き止んでたら困りませんよ。
それに、別に自分の気持ちを伝えただけです。」
アーサー「ふふっ…A大好きだよ。」
A「うん。」
おでこにキスをされる
驚きと恥ずかしさで涙なんて吹っ飛んだ
慌てる私を気にもとめず、アーサーは話し始める
アーサー「あ、Aに渡したいものがあるんだ！…でも、その顔じゃ流石に色々ダメか。」
A「あ…うぅ…」
アーサー様におでこにキスされたのと、
顔がぐちゃぐちゃなのとでとてつもなく恥ずかしい
言葉が出てこないくらいだ
アーサー「1度直しておいで！」
A「わ、わかりました。」
エリザベス「私もお手伝いします！」
ディアンヌ「僕も僕も！」
A「お願いします。」
私室にて
ディアンヌ「それにしてもビックリしちゃった〜！まさか、ランスロットの正体がAだったなんて！」
A「ごめんなさい。騙すつもりは無かったの。」
ディアンヌ「ううん！隠したいことの一つ二つくらいみんなあるもんね！
でも、何で隠してたの？」
A「キャメロットの聖騎士長が女だったら、他国に侮辱されるかもしれないし。自分自身も強くなれるような気がして…。」
ディアンヌ「なるほど…分からないことはないな。エリザベスもなんで話してくれなかったんだよ〜！」
エリザベス「ごめんなさい。Aちゃんに口止めされてて。」
エリザベスには小さい頃からずっと口止めをしてもらってたな…
聖騎士長のとこもあるけど、アーサー様のことについてもね。
ディアンヌ「Aちゃん王妃になるのか〜！羨ましいな〜！」
エリザベス「私より地位が上になりますね。」
A「なっ！やめてよ〜！王妃とかまだまだの話だよ…。」((ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ
エリザベス「長年の両片思いだったんだから案外すぐかもしませんよ？」
ディアンヌ「そうだよ！あ、それに！Aちゃんまだ様付してるでしょ！ダメだよ〜好きな人は名前で呼び捨てじゃないと！」
呼び捨てか…
確かにあれだけ言われたし言ったんだから呼び捨てでもいいのかな？
ま、ものは試しで…ね。
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