episode70 ページ30
翌朝起きたれば目が腫れていた
随分と泣きすぎた
冷やさなければ泣いていたのがバラてしまう
私はフラフラと立ち上がり、キッチンへと向かった
途中で何度か廊下にある柱にぶつかったので、冷やすところが増えた
やっとのことでキッチンにつけば先客がいた
ガル「おぉー!Aじゃん!」
A「ガル…珍しいね。」
ガルは寝坊などはしないが、この時間に起きているのは珍しい
私は近くにいる侍女に冷やすための氷を頼み、ガルの隣に座る
ガル「たまたま目が覚めちまってさー!
それより、目が腫れてるがどうかしたか?」
A「大事無いさ。一応冷やすけど…」
ガル「なんか隠してるか?」
A「何でもないっての!」
ガル「ふーん。まあ、何かあったら言えよ。」
ガルは私の頭に手を乗せる
たまにこうやって年上らしく振る舞うから余計に安心して、頼ってしまう
A「ねぇ、もし好きな人に他に好きな人いて、その人たちが結ばれたらガルはどうする?」
ガル「俺か?そうだな〜。やっぱ悲しいな。
好きな人が幸せならそれでいいって気持ちはあるけどな。」
A「ロマンチスト野郎が…」
ガル「お前が聞いたんじゃねぇーか!」
私のほっぺを両方からつねられる
正直痛い
反撃しようとしたら、氷を持った侍女がきて運良くガルだけ怒られた
ザマァネェナーwww( ´゚∀゚`)←
ガル「ま、年齢=彼女いない歴の俺が他に言えることなんざない!」
A「威張ってんじゃねーよ。」
ガル「Aだってそうだろ!」
A「うっ…もぅ!この話終わり!
じゃあね!」
私は強制的に話を終わらせ
キッチンを後にした
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