初めての家族 ページ3
＿＿治崎side
幼い頃、親に捨てられた。
13年前、
『ねぇねぇ、あなたなんでいつも本よんでるの？』
いつものように
いつもと同じ本を読んでた。
そしたら、まだ小学校にも上がってないやつに絡まれた。
｢お前だれ？｣
真っ黒な髪の幼女に問いかける。
『A！』
｢苗字は？あー…上の名前の方｣
孤児院の中の小さな図書室。
2人の子供、
少年の方は治崎廻
幼女の方は……
『…いいたくない。みょうじなんていらないもん』
｢苗字無しで生活とか無理に決まってんだろ｣
『あいつらと同じなまえつかいたくない』
5歳の幼女にしては、随分としっかりしてる。
5歳にして両親を“あいつら”と呼ぶなんて。
ここは孤児院。親を嫌ってるやつなんて珍しくもない。治崎だって捨て子なのだ。
特に深い理由はなかった。
強いて言うならば、彼女の目だろうか。
｢じゃあ、俺の苗字使えば？目の色同じだし。
俺は治崎廻、12歳｣
『じゃあ、きょうからわたしはちさきAだね！！きょうだいみたい！！』
孤児院の子たちは皆家族。
そう言われてたけど、正直、家族だなんて、思ってなかった。
でも、その黄色い目をしていた彼女を何となく、妹のように思った。
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弥生 - マジすか、気づきませんでした。指摘ありがとうございます。私、わりとそういうの気づかないんで指摘してもらって助かります (2020年1月5日 22時) (
レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
けろけろ - 誤字指摘失礼します。本気です(ページ24)の先生の台詞で、個性の性が生になっています。上から目線ぽくなってしまいましたかね…？すみません…。 (2020年1月5日 20時) (レス) id: 4b35f08325 (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - ありがとうございます。原作持ってなくて、学生編はめっちゃ短くなってしまいました。続編でもよろしくお願いします。 (2020年1月5日 16時) (レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
都築(プロフ) - 失礼します。面白くて好きです!!特に夢主ちゃんの性格が好きです!!次の更新も楽しみにしてます。 (2020年1月5日 11時) (レス) id: e5f03274fe (このIDを非表示/違反報告)
弥生 - (´･ω･`)さん» ありがとうございます！！頑張ります！！ (2020年1月5日 10時) (レス) id: 521fb30fd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 | 作成日時：2020年1月3日 21時
