【近所迷惑 5】 ページ6
授業中。そういえば宮篠さんは頭も良かったんだっけな、とふと思い出した。
まぁ彼女のことについてよくは知らないが大体なら噂で知っている。
頭がいいという話も噂で聞いた話だ。
斜め後ろの彼女を見れば……まぁ見事に朝から爆睡している。
授業に入ると眠たくなる病にでもかかってんのかってくらいに彼女は授業中寝ている
「宮篠ぉっ‼ってめぇはいつになったら人の授業をまともに受けるようになるんだ、あぁ?」
先生が爆睡の彼女に気付いて叫ぶ。
同級生だけでなく先生までも振り回すところが流石なのかもしれない。
勿論そのくらいで宮篠さんが起きることなどなくすやすやと気持ちよさそうに眠っている
対する先生はただでさえ怖い顔がさらに怖い。
なんだか他人事ではないように思えてくる。
彼女のために作るならファンクラブではなく被害者の会だ。
俺だってそれなら率先して入る。
「ぅ……ぅむ、せんせーじゃないですかぁー授業終わりましたぁ?」
起きたはいいが彼女の言葉にはかなりの問題がある。
先生は眉間にこれでもかってほどしわを寄せて、廊下に立ってろっ‼と激怒した
当たり前だ。
「なぬぅ!教師が生徒は廊下に立たせるなど体罰ではないでしょうかねぇ!挙句私がすやすやと気持ちよく寝ていたところを起こすなんて言語道断っ!安眠妨害で訴えてやる!」
そうこうしながら彼女は廊下に送られていった。
まぁ当たり前ですね。
クラス内では 宮ちゃん面白いわー、さすが宮篠さん!などと声が上がっている。
一つだけいいか。
こいつらの頭も正常じゃなくなってきてるよな?
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作者名:蜜柑の使い魔 | 作成日時:2016年12月17日 15時