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【近所迷惑 1】 ページ2

平凡というのは素晴らしい。
毎日、特に変わったことはなく平和に過ごす。それがどれだけ素晴らしいことか。
こんなことを言えば変わり者だなんて思われるかもしれないが考えても見て欲しい。毎朝布団から体を起こし朝食を食べる素晴らしさを。
片つけをして何事もなく家を出ることができる平凡さを。
ドアを開ければ学校への平凡な道が……


「やぁ!宇久伊くん!一緒に学校いこうぜ!」


続くことはなかった。
黒色をした長い髪。整った顔立ちに白い半袖のセーラー服。
顔いっぱいに浮かべた不気味……満面の笑みは今にもニカっという効果音がつきそうだ。



「み…宮篠さん。おはよう…」



平凡極まりない俺の人生を撃ち壊す悪魔が今日も玄関先に立っている。
これはどういうことだろうか

クラス内でも平凡で目立たないはずの自分が何故、クラスの中心。絡むとちょっとめんどくさそうな彼女と登校を共にしなくてはならないのか。


まぁ、全ては彼女の嫌がらせにすぎない。
平和な俺の人生を壊す狂気な女子。







そんな華やかな青い青春とは縁もゆかりもない、非凡な今日の1ページ

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作者名:蜜柑の使い魔 | 作成日時:2016年12月17日 15時

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