12.お迎えゴーグルマントマン ページ13
次の日
今日は土曜日、部活はお休みでゆっくり寝ていた
朝起きると、士郎は隣にいなくて
布団も片付けられていた
「士郎...1階に居るのかな」
いつもだったら、起こしに来てくれるのに
母「Aー！いつまで寝てるの！友達が来てるわよ！」
「...お母さん.....友達...？」
1階から母の大きな声が聞こえてきた
友達が来てるって...今日は約束ないのに...
私は急いでウィンドブレーカーに着替え
1階に降りた
？「おはよう、お邪魔してます」
「...？.....？？」ﾊﾟｧﾝｯ!!
私は瞬きを何度もし、夢かと自分をビンタした
しっかり痛い
友達と言われてっきり、真都路ちゃんか荒谷ちゃんかと
思っていたら
雷門中のゴーグルをした男の子がいた
？「どうした、大丈夫か？」
自分にビンタをした私をすごく心配してくれる
「大丈夫...あなたは確か...鬼道くんだっけ」
鬼「そうだ、よく覚えているな」
「うん、ゴーグルで...」
鬼「そういう事か、突然すまないな」
「ううん、よくうちがわかったね」
鬼「今日は白恋中が部活が休みだと監督から聞いてな、
白恋のメンバーから、冬樹の家を教えてもらった」
「そっか...ごめん、すごい寝てた」
鬼「構わない、それより本題だ。
今日は俺にこの辺を案内してくれないか？」
「いいけど...士郎じゃなくていいの？」
母「士郎くんは朝から出ていったわよ。
夕方まで帰らないらしいわ」
珍しい、私を置いていくなんて...
休みの日は近くのショッピングモールで遊ぶのに
鬼「軽い散歩だから、服はそのままでいいぞ」
「顔だけ洗ってくるね」
鬼「あぁ、ゆっくりで大丈夫だ」
母「鬼道くん、白い恋人食べる？コーヒーは？」
鬼「いただきます」
「お母さん...」
鬼道くんをお母さんから解放してあげないと
よくある、実家に帰ると無限に食べ物が出てくるみたいな
いわゆるデスゾーンに入ってるから
早く支度しよう
「おまたせ！」
鬼「お、早いな。じゃあ冬樹のお母さん、ご馳走様でした。」
母「もういいの？ラーメン食べて行かない？」
「お母さんっ！！(ブチギレ)」
母「はいはい、行ってらっしゃい^^気を付けてよ！」
「行こう鬼道くん」
鬼「お邪魔しました」
朝から疲れた
「どこから案内しようかな...」
鬼「冬樹、こっちだ」
「え、鬼道くん？」
案内しようと思ったのに、鬼道くんは雪道をどんどん進む
そっちには何も無くて...雪が積もっているだけなのに
鬼「ここだ、あそこを見ろ」
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作者名：エト | 作成日時：2023年9月14日 2時
