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淳「小瀧の事、嫌いやろ」
私なりに誤魔化してきたつもりだけど、淳太先生にはお見通しだった。
淳太先生の視線は全く動じずただまっすぐ前を見ている。
圧の強い 嫌いやろ、 の5文字に考えこんでしまう。
確かに私は望君が嫌い。
でも分かっていたなら連れてこないでほしかった。
事実に気づきたくなかった。
望君を頼りにしてしまっているなんてこと。
少しでも力になろうと、寄り添おうと思っていること。
「…なんか悪いですか。」
淳「だからや」
「え？」
淳「Aやったらこれを機に、小瀧と少しでも向き合おうと思ってくれるんちゃうかなって」
そう言ってハンドルを強く握り直した淳太先生。
自分の心臓の鼓動が早まっていくのがよく聞こえる。
淳「小瀧の気持ち、お前が1番理解できるやろ」
信号で止まった車。
静まりかえる車の中、私は黙り込むことしかできなかった。
淳太先生はさっきと同じ、ただまっすぐ前を見ている。
淳太先生は私の何を知っているのか。
その深い疑問さえ消えてしまうようなあの頃を私は思い返していた。
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孳埜(プロフ) - Nextさん» ありがとうございます！最近忙しくてお話かけてなくて...そんなこと言っていただけるなんて感謝感激です！！これからもご愛読よろしくお願いします(_ _*) (2019年3月2日 12時) (
レス) id: b5c8d0b27b (このIDを非表示/違反報告)
Next - 続きが楽しみです！更新、無理せずに頑張ってください！ (2019年3月1日 21時) (レス) id: cf1942b956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：孳埜 | 作成日時：2019年1月30日 22時
