18話 ページ19
私は部屋に戻ってきたのだが、あの時の一期さんの悲しい顔が忘れられない。
A「……ッこんのすけ。」
こんのすけ「はいッ!!お呼びでしょうか?」
こんのすけを呼ぶと、いつも通りの素早さで煙から出てきた。
A「オークションに出された刀を……戻す事は……?」
こんのすけ「ッあぁ!!?」
A「!?」
こんのすけは何かを思い出したように、何処からか紙を出した。
こんのすけ「こちらに霊力を注いでください!!」
私は言われた通りに霊力を注いだ。
そしたら、折れた刀を直した時のように、光が出て、消えた。
A「え……刀だらけ……!?」
さっきまであった紙が消え、刀が6本あった。
こんのすけ「こちらはオークションにだされていた刀達です。ただ……6名しか……居なくて…他の方は…………。」
それからこんのすけは黙ってしまった。
A「……分かった。」
そう言って、霊力をさらに注いだ。
??「……ここは……?」
??2「ううっ……」
A「初めまして。Aと申します。名前を教えて下さい。」
??「え、と、み、乱藤四郎……」
??「厚藤四郎……」
??「ご、五虎退……です……」
??「……愛染国俊だ………」
??「髭切だ。」
??「……膝丸。」
A「分かりました。では、粟田口は残って、他は各部屋へお戻りください。見た目は綺麗になって別の本丸に見えるかもしれませんが、部屋の割り当ては変わっておりませんので、迷うことはないと思われます。」
愛染「わ、わかった……。」
3人が部屋を出ていくと、私は立ちあがった。
A「行きますよ。」
厚「ッ兄弟に手を出すな!!」
A「え?……あ、えと、一期さんの所へ一緒に行きたいのですが……。」
乱「いち兄の所にッ!?」
乱さんは、目を輝かせた。
A「はい。サプライズです!!」
私は満面の笑みを浮かべた。
五虎退「あ、あの……あなたのこと……信じてもいいんですか……?」
厚「ばッ……!!」
A「信じてくれるんですか!?」
私が五虎退さんの肩をガッと掴むと、厚さんと虎達に引っ張られた。
五虎退「はい!!主様!!」
乱「じゃあ僕も♡あーるじッ!!」
A「( ゚∀゚)・∵.グハッ!!」←
乱「ほら、厚も〜♪」
厚「っ……た、大将……。」
A「わああああありがとうございます!!ありがとうございますううう!!!!」
乱「じゃ、行こーう!!」
私は乱さんと五虎退さんに手を引かれ、4人で手を繋いで一期さんの元へ向かった。
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作者名:林檎の国の凡人 | 作成日時:2018年6月17日 1時