引っ越した家の隣の住民は、すとぷり?!

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空「これは、空のお菓子なんだけど……？」

颯「何言ってんの？皆のお菓子だ」

『チッ、仕方ね…ここはお決まりのジャンケンで…いくぞっ！』

お母さんが居なくなって数分後、最後の一つとなったお菓子の取り合いが始まったのだった。

『最初はグー…』

「『「ジャンケンっ！！！ポｯ(((」』」

「ちょっと3人とも、来てー！」

空「はっ、はーっい！」

ポンっ！のタイミングで3人が拳を出す時、玄関の外からお母さんの呼ぶ声が聞こえ、この勝負は一旦お預けになった。

3人で玄関に向かえば、お父さんの片手にお菓子が入った袋を持っていた。

颯「そのお菓子を持っているってことは…今からご近所さんに挨拶しに行くの？」

父「あぁ。お前ら失礼のないようにな。特に、A」

『えっ、空じゃなくて私？！！』

颯「お前、年上に敬語使わねーじゃん」

『だって〜…敬語使うの苦手なんだもん』

颯「大人になったら大変だぞ？」

『うっさい！』

母「喧嘩はそこまでにして、行くわよ？」

「『はーっい』」

徒歩で15秒後、お隣さんの苺……さん？？？の家に着いた。

空「苺だって、なんか甘い匂いが家の中からしそ〜」


空の言葉を聞き流し、お父さんがチャイムを鳴らした。

ピンポーンっ

外までうっすら聞こえるチャイム音を聴きながら、どんな人が住んでいるのか考えていると__…

ガチャッ

目の前の真っ白い玄関が開いた。

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