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#27 ページ27












ガチャ










「…ふぅ。」










うさぎの居ない家に着き、玄関のドアを開ける。










JK「ヌナ!!おかえり!!」










「…え?」










するとうさぎが玄関へ走ってきた。










「え…ぐったんなんで居るの?」










今日も帰りが遅いと思っていたから驚いてしまった。










JK「ヌナ昨日の夜から元気なかったし、今日朝起きたら居なかったから心配で。」










「…元気だから気にしないで。出かけるなら出かけてきていいよ。」










つい思ってもいないことを言ってしまう。










年上として情けないが、今は何故か自分をコントロール出来ない。










JK「……」










珍しく、いや、初めて冷たい態度をとってしまった私に










今にも泣きそうな顔をするうさぎ。










だめだ。










「ごめん。久しぶりにお出迎えしてくれて嬉しいありがとう。」










そう言って私はうさぎを優しく抱きしめた。










JK「ヌナ、ごめんね。」










「なにが?」










JK「なんか、ヌナ怒ってるから。」









うさぎは私をぎゅっと抱きしめた。










「怒ってないよ。」










怒る明確な理由がない。










帰りが遅いだけの彼に不安な感情が芽生えて勝手に不安になっているだけだ。










そもそも、今までのように毎日私の帰りを待って迎えてくれる彼氏がいる人の方が少ない。










でもそんな毎日に慣れてしまった私が、勝手に不安になり、子供のような態度をとってしまっているだけ。










彼が浮気するはずがない。1番わかってるつもりなのにどうしてこんなにもどかしいのか。










自分の不安な気持ちを優先して、彼を信じてあげられない自分が情けない。










恋愛ってこんなにも難しいものなのか。初めてそう思えた。










「私の方こそごめんね。」





















JK「ヌナこれどうしたの?」










テレビを見ているとうさぎが聞いてきた。










うさぎの手元には新人がくれた袋。










「私が教育係を担当してる人から貰ったの。」










トマト人間になった新人を思い出して笑みがこぼれた。










JK「前に話してた女性の新人さんか。」










「あ、ああ、そうそう女の。」










そうだ。女の新人ってことにしてるんだ。










JK「……その人って本当に女の人?」










「え…?」

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Sharon(プロフ) - 続き楽しみにしてます!!! (12月27日 22時) (レス) id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
N--a(プロフ) - 更新嬉しいです!ぐったん、どうしたの?ヌナとぐったんが幸せになりますように😭 (9月23日 1時) (レス) id: 4894e5c90c (このIDを非表示/違反報告)
現世草(プロフ) - 幸せになる。ぐったん愛してる。生きがい。 (2023年4月11日 23時) (レス) @page6 id: 71faa97468 (このIDを非表示/違反報告)
チミ(プロフ) - 続きがとてもとても楽しみです! (2023年3月29日 17時) (レス) @page21 id: 5432b7d0cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぼら子 | 作成日時:2022年10月7日 14時

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