私とうさぎ

#21 ページ21

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「……なんでしょうか。」










TH「今日も可愛いな〜っておもっ、」










「知ってます。仕事してください。」










暑苦しい。寒い冬も終わりぽかぽか心地よい天気が続く中










私はこいつのせいで暑い。










TH「ねぇAちゃん〜。いつになったら俺とデートしてくれるの？」










「一生する日は来ないでしょう。」










Aちゃんのケチ〜と言いながら口を膨らます新人










そんな新人を無視して鬼のようなスピードでタイピングをする。










口膨らませても可愛くねーよぶりっ子すんな。










私の腕をつんつんつんつんして見つめてくる新人にイライラしている私は










思わず、エンタキーを押す力が強くなる。










TH「そんな強く押したら壊れちゃうよ！！」










イラッ










「…はぁ。禿げそう。」










TH「Aちゃんが禿げても俺はずっと好きだからね！」










イラッ










おばさん「今日もあなた達はラブラブね〜、可愛いわ〜」










イラッ










TH「俺は今すぐにでも付き合いた、」










「そろそろセクハラで訴えますよ。」










TH「Aちゃんツンデレなんだから！」









ぐったん以外の人間にデレたことないわ。










「……ぐったん。」










TH「え？呼んだ？」










私は最近イライラしている。










もちろんその8割はこの新人のせい。










でも残りの2割は、










・










「……妙なの。」










YR「新人が？」










「あいつは妙じゃない。不気味。」










仕事が終わりユリと合流してカフェに入りコーヒーを飲んでいる。










YR「珍しいね。いつもうさぎに会いたくて寄り道しないあんたがカフェ寄ろうなんて。」










「……最近ぐったん帰りが遅いんだよね。」










YR「……妙だ。」










「でしょ！？」










毎日私を玄関でお出迎えしていたうさぎ。










ところが1週間程前から毎朝言われるセリフがある。










JK「今日も帰り遅くなるから先に寝てていいからね！」










最初は友達と遊ぶのかと思いそこまで気にしてなかったが










毎日遅いと話が変わってくる。










「…まさか不良とつるんでるとか！？」










YR「それはないっしょ。…女とか？」










ドキッ











「脇汗やばい。」

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