私とうさぎ

#18 ページ18

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「おはよーございまーす」










今日も長い一日が始まる。










TH「Aちゃん！おはよう！今日も可愛いね！」











はいでたー。帰ろうかな。











「キムさんおはようございます。」











TH「キムさんじゃなくてテヒョンくんって呼んで、って無視！？」










フルシカトして新人を横切り自分のデスクへ向かう。










そこで他の社員のニヤニヤした妙な視線に気づく。










「……なにかあった？」










1番近くにいた後輩の女性社員に声をかけると










女1「私テヒョンさんいいなって思ってたんですけど美人で可愛いA先輩には勝てませんよ〜！」










ね〜？と他の社員に言いながらキャッキャしている。










……は？










「…どうゆうこと。」










おばさん「昨日Aちゃんが帰ったあとテヒョンくんが公表したのよ！」










状況が飲み込めず戸惑っているとおばさん社員が笑顔で言ってきた。










「公表ってなにをで、」










TH「Aちゃんに一目惚れしたこと！」










いつの間にか目の前に立っている新人が食い気味ではいってきた。










「……はい？」










奴の発言にオフィス内のキャッキャした空気がMAXになった。










「無理です。結構です。他当たってください。」










おばさん「あら〜テヒョンくん振られちゃった。」










TH「大丈夫です！俺、諦めないんで！」










諦めろよ。諦めてくれよ。










・










「まぁいい、好きにしろ。私がお前に恋愛感情を抱くことは一生ないからな。」










YR「…まぁそうだろうね。」










帰り道、いつも通り今日の出来事をシェアしながらユリと歩く。










YR「てか、彼氏いますって言えばいいんじゃない？」










「絶対言わない。言ったら職場の女たちにぐったんが喰われちまう。恐ろしくて言えるはずがない。」










YR「なんでだよ。喰わねえだろ。そもそもうさぎが喰わせねえだろ。」










「とりあえず辞めよっかな、仕事。」










YR「早まるな。冷たくしてればそのうち新人も飽きるって。それにもうちょい新人エピソード楽しみたいし。」










「楽しむな。」










でも、ユリの言う通りそのうち飽きるよね。










早く帰って今日もぐったんを可愛がらなきゃ。

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