#7 ページ7
.
「…………。」
YR「…………。」
JK「…………。」
なにこれ。
.
遡ること30分前。
いつも通り仕事を終えた私は夜ご飯の準備をしていた。
寂しがり屋なうさぎは家の中で常に私の後ろをピョコピョコついてくる。可愛いでしょ。
「ぐったんその玉ねぎ切って。」
JK「ハンバーグってことはみじん切りだよね。」
料理が私よりも上手いぐったんはお手伝いを頼んでもスマートにこなしてくれる優秀なうさぎだ。
嫁にしたい。
ピンポーン
「宅配かな？」
JK「ヌナまたなんか買ったのー？」
玉ねぎで目が痛いのか涙目のぐったんが見つめてくる。
抱きしめたい気持ちを堪えて
「はーい。」
玄関へ向かった。
YR「よっ。」
玄関の扉を開けるとそこにはユリがいた。
「ユリ、びっくりした。どうしたの？」
YR「あんたと久々に飲みたいのに全然誘い乗ってくんないからアポ無し訪問してみた。」
ついでにうさぎを拝見したいし。と言いながら部屋の中を覗き込むユリ。
かなり前からユリには飲みに誘われてたし、もちろん私も飲みたいけど、断り続けてたのには2つ理由がある。
1つは、夜遅くに1人でうさぎをお留守番させるなんて可哀想で仕方ない。
YR「だからそれが甘いって言ってんの。お前は母親なのか？うさぎは5歳児なのか？」
「……あんた、超能力者？」
YR「心の声漏れてんだよ。……まあその理由は察してたけどさ。だから、あんたの家でもいいよってずっと言ってたじゃん。」
いや、そこが2つ目の理由なのだ。
「私は宅飲みの方が気楽に飲めるし大歓迎なんだけど、」
JK「ヌナー？なんかあった、……」
なかなか戻らない私を心配したうさぎがピョコピョコと現れたのもつかの間
YR「この子がうさぎくんね。初めまして、ユリです。Aの友達。」
ユリの存在に気づきすぐさま私の後ろに隠れた。
JK「……は、はじめまして。じょ、じょんぐくです。」
そう。このうさぎは、
「人見知りなの。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 620人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sharon(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！！ (12月27日 22時) (
レス) id: ba78d037f7 (このIDを非表示/違反報告)
N--a(プロフ) - 更新嬉しいです！ぐったん、どうしたの？ヌナとぐったんが幸せになりますように😭 (9月23日 1時) (レス) id: 4894e5c90c (このIDを非表示/違反報告)
現世草(プロフ) - 幸せになる。ぐったん愛してる。生きがい。 (2023年4月11日 23時) (レス) @page6 id: 71faa97468 (このIDを非表示/違反報告)
チミ(プロフ) - 続きがとてもとても楽しみです！ (2023年3月29日 17時) (レス) @page21 id: 5432b7d0cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぼら子 | 作成日時：2022年10月7日 14時
