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確信してるわけじゃない。
もしかしたら私の思い違いかもしれない。
……だけど、もしかしたら
芹那ちゃんは、中島くんのこと…
｢おいっ｣
｢！？｣
私の思考を遮って、廉が肩を小突いてきた。
私はハッと我に返る。
｢何ボーッとしとんねん！はよ運ぶぞ｣
｢あ…ご、ごめん｣
ずっと、食材運びの途中で立ち止まっていた
ことを思い出した。
廉が肩でぶつかってきたのは、
その両手が塞がっているからだと気づく。
それもそのはず、
私は廉に 重い食材を持たせたままで…。
｢うわぁ…ほんとごめん、廉。持たせてるのに｣
いくらなんでも、罪悪感に包まれる。
｢あ？こんくらい えーって！
それより ボーッとされるほうがうざい！
はよ行くで！｣
口は悪いけれど、その中にある廉の優しさに
救われつつ、申し訳ない気持ちが募った。
｢う…うん！｣
だから、こんなにもモヤモヤと胸が渦巻くのは
その罪悪感のせい。
私はそう、言い聞かせるように強く思った。
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｢はーっ、腹いっぱい！｣
｢かなり美味しくできたよねっ｣
｢カップケーキも美味しかった〜｣
あっという間にカレーは完成し、ぺろりと
たいらげた私たち。
そりゃあ絶品ってまではいかないけれど、
自分たちで協力して作ったこともあって、
普通より数倍 美味しく感じた。
それから、オリエンテーリングのご褒美の
スイーツは、袋に入ったカップケーキ。
カレーとの組み合わせはどうかと思うけど、
やっぱり美味しいものは美味しかった。
｢はい では、これからとりあえず宿舎に
戻って、各自お風呂タイムでーす。
じゃあ移動するから、ついてこいよ〜｣
クラスごとで移動の時間などが微妙に
違うため、今日は１日中 玉ちゃんの指示で
動いている。
ゾロゾロと歩くクラスメイトに紛れて、
私も宿舎へと足を運ぶ。
────だけどなんだか、
その足取りは 重かった。
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☆ - 72【…なんだんだったんだよ今の時間】→なんだったんだよ、 74【かぶったゃったの】→かぶっちゃったの だと思います。 (2019年6月30日 13時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - KANTO LOVEさん» 嬉しいです…！ありがとうございます＾＾ (2019年3月30日 23時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
KANTO LOVE - ドキドキ止まらない〜 面白い！！！ (2019年3月30日 23時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - フレッシュいちごパフェさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(;_;) この度 移行を完了致しましたので、ぜひこれからもよろしくお願いします＾＾ (2017年12月20日 22時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
フレッシュいちごパフェ(プロフ) - 続きめっちゃ気になります！ドキドキしちゃう！更新頑張って下さい！ (2017年12月20日 21時) (レス) id: e2571d8f27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ な の | 作成日時：2017年3月23日 0時
