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教室の中へ入ってくる２人の周りには、
たくさんの女子が、目をハートにして
くっついてきている。
───って、ちょっとまって。
｢う、嘘でしょ······｣
この２人と、同じクラス···！？
｢あ──、あれが噂の２人かぁ｣
廉が独り言のように、ぽつりと言った。
私はその言葉を聞き逃さない。
｢廉、噂って？｣
｢えっ A、知らんの？｣
｢う···うん｣
何その言い方。
知っているのが当たり前なの？
｢あっ、あたしもなんとなく知ってる｣
｢え、りさまで？？｣
動揺しまくる私に、廉は言った。
｢めっちゃイケメンの王子２人組ってことで、
有名やん。確か、赤髪のほうは菊池風磨で、
黒髪のほうは·····
───中島健人｣
｢············は？｣
───今のは、聞き間違い？
だって、中島って·····
頭に浮かぶのは、数分前に見たあの座席表。
｢ねぇA。
確か、Aの隣の席の人の苗字って···｣
りさが最後まで言い終わらないうちに、
｢あ、さっきの子だ｣
突然、甘い声が隣から降りかかった。
違う、きっと、あの時のは見間違いだ。
座席表の 私の名前の隣に、
───中島って文字があったなんて。
少しの可能性を信じたかったけど、
隣を向くと、
やっぱり、そこには。
｢よろしくね｣
王子···いや、中島健人が、
あのキラキラスマイルを浮かべて座っていた。
その圧倒されるほどのオーラに、私はもう、
こう言うしかなかった。
｢···よ、よろしくお願いします······｣
··········私、運いいんじゃなかったっけ？
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☆ - 22【以外にも近かったことに気づく】→意外にも、 31【どういたまして】→どういたしまして だと思います。 (2019年6月30日 13時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - suzuさん» ありがとうございます(;o;)！！ そう思っていただけると本当に嬉しいです(；///；) 頑張ります！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年3月18日 21時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - この作品大好きです！！更新頑張ってください！応援してます（☆ω☆*） (2017年3月18日 21時) (レス) id: f4e48bdb80 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます(;o;)！遅くなってしまってすみませんでしたm(｡>__<｡)m (2017年2月27日 19時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 大量更新嬉しかったです（≧∇≦） (2017年2月24日 23時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ な の | 作成日時：2016年12月14日 21時
