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そう、じつは私は男子が嫌い···
っていうか、苦手だ。
でも小６になるまでは、
まだ男子とも普通に遊んだりしていた。
苦手になった理由は、ちゃんとある。
｢いーの、私はこのままで｣
りさに、これもまた何度目かのセリフを、
今度は私が言った。
私が男子が苦手になったのも、小６の春頃。
�猊當稔瓩�１番だと気づいた頃には、
男子の嫌なところがこれでもかというほど
見つかり、その分どう接すればいいか
分からなくなったのだ。
だからそれからはずっと、私には
彼氏どころか好きな人もいない。
でも今もつくる気なんてないし、
このままりさと平穏に過ごせればいい、
なんて思ってる。
｢もったいないなぁ、A、かわいいのに｣
｢はい！？｣
ため息混じりに発せられたりさの言葉に、
私は驚く。
···って、そんなわけあるか。
りさは ほんと、優しいなぁ。
｢なにそれー、お世辞はいいよ？｣
呆れ顔でそう言ってみせると、
今度はりさが呆れた顔をした。
｢お世辞なんかじゃないよ、本当だよ？
ほら A、告られたことも何回も
あるでしょ？｣
｢え。···それは、そうだけど···｣
違うと言ったら嘘になる。実際、過去数回
告られたことはあるけれど···。
｢A、全員フッてきたよねぇ。
いい人いなかったの？｣
りさが小首を傾げて聞いてくる。
｢うー、ん。かっこいいって思う人は
何人かいたんだけど。でもどの人も···なんか、
ピンと来なかったっていうか···｣
これは本当のことだ。
実際 どの男子も、なぜか この人だって
思えなかった。
｢あ─、それはちょっと分かるかも｣
｢りさも、朝陽くんと出会ったとき、
何か感じたんだよね｣
朝陽くんというのは、りさの彼氏の、
｢もしかしてこういうのを···
運命 って、いう の かな···？｣
りさが、頬をピンクに染めながら、
だんだん声を小さくして言った。
りさは今の彼氏に初めて恋をしてから、
本当に変わった。それもいい方向に。
全部、その彼氏のおかげなんだろうな。
｢運命の人、か···｣
私は ぽつりと呟いた。
そんな相手に、私もいつか、
出会うんだろうか。
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☆ - 22【以外にも近かったことに気づく】→意外にも、 31【どういたまして】→どういたしまして だと思います。 (2019年6月30日 13時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - suzuさん» ありがとうございます(;o;)！！ そう思っていただけると本当に嬉しいです(；///；) 頑張ります！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年3月18日 21時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - この作品大好きです！！更新頑張ってください！応援してます（☆ω☆*） (2017年3月18日 21時) (レス) id: f4e48bdb80 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます(;o;)！遅くなってしまってすみませんでしたm(｡>__<｡)m (2017年2月27日 19時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 大量更新嬉しかったです（≧∇≦） (2017年2月24日 23時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ な の | 作成日時：2016年12月14日 21時
