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｢もう、分かってるなら助けてよ！廉！｣
私は、なかなか動こうとしない廉を無理矢理
ひっぱって、廊下に連れてきた。
｢はははっ！
めっちゃ必死になっとったなぁA｣
｢うるさいっ、ニヤニヤするなぁー！｣
怒りをこめて、廉の上がった口元を
引っ張ってやった。
｢いって！おま、本気でつねんなよ〜｣
引っ張ったところをさすりながらそう言われた
けど、私にはまだ聞きたいことがある。
｢ていうか何！なんでずっとこっち見てたの？
結局 助けてくれなかったのに！｣
中島くんと話してるあいだ、ずっと左隣からの
廉の視線がうるさかった。
私が廉を睨みつけると、
｢いやぁ、ほんま ぎこちないAが
おもしろかってん。周りの女の子の目、
めっちゃ気にしとったやろ｣
そう言って、またニヤニヤする廉。
ムッカつく〜！！
｢もー、とにかく！これからは、席から
離れたいとき廉に助け求めるから、ちゃんと
協力してよね！｣
力を込めて、廉の両肩を掴んだ。
背伸びして、できるだけ目線も廉に近づける。
そんな私の気迫に呆れたのか、
｢はいはい。しゃーないなぁ｣
と、廉が だるそうに言った。
教室に戻ると、まだ中島くんは女の子に
囲まれていた。
私のイスの周りにもたくさん集まっている。
もう、座りにくいこと この上ないったら。
もしかして、これからも休み時間のたびに
ずっとこうなのかな······。
心の底から うんざりしていると、
信じられない光景が私の目に入った。
｢···え······？｣
私の席の、後ろの人。
うつ伏せになっている、
赤い髪の頭。
─────菊池···風磨。
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☆ - 22【以外にも近かったことに気づく】→意外にも、 31【どういたまして】→どういたしまして だと思います。 (2019年6月30日 13時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - suzuさん» ありがとうございます(;o;)！！ そう思っていただけると本当に嬉しいです(；///；) 頑張ります！これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年3月18日 21時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - この作品大好きです！！更新頑張ってください！応援してます（☆ω☆*） (2017年3月18日 21時) (レス) id: f4e48bdb80 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ な の(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます(;o;)！遅くなってしまってすみませんでしたm(｡>__<｡)m (2017年2月27日 19時) (レス) id: 7567a4acfb (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 大量更新嬉しかったです（≧∇≦） (2017年2月24日 23時) (レス) id: 7ebf97f1ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆ な の | 作成日時：2016年12月14日 21時
