俺は呪術師なんだ【呪術廻戦】 (ページ12)

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伏黒サイド

伊「我々が呪胎を確認したのは今から三時間ほど前。避難誘導9割の時点で現場の判断により施設を閉鎖。半径500m内の住民が避難を完了しています。中には５名の受刑者が取り残されており、呪胎が変体を遂げるタイプの場合であれば特級に相当する呪霊であると予想されます。」

野『「特級……」』

できんのか？俺に……

悠「なぁなぁ、俺特級とかまだいまいちわかってねぇんだけど」

コイツ……
野『「はぁ…」』

頭おかしいんじゃないのか？

伊「では馬鹿でも分かるように説明しましょう

四級……木製バットで余裕

三級……拳銃があればまぁ安心

二級……散弾銃でギリ

一級……戦車でも心細い

特級……クラスター弾でも絨毯爆撃でとんとん

でしょうね。」

悠「やべぇじゃん」

今さらかよ

『本来呪霊と同等級の術師が任務に当たるんだ。今日の場合だと五条先生とかな』

悠「そっか、で？その五条先生は？」

『出張中。そもそも高専でうろちょろしてていい人材じゃないんだよ』

伊「残念ながらこの業界は人手不足が常。
手に余る任務を請け負うことも多々あります。
ただ……特級と遭遇した場合は逃げるか死ぬかです。」

野『「……ん」』

伊「自分の恐怖には従ってください。君たちの任務はあくまでも生存者の確認と救出だということを忘れずに。」

正母「あの！！正は！？」

「ダメです！下がってください！」

正母「正は……息子は無事なんでしょうか！？」

伊「面会に来ていた保護者です。ﾎﾞｿｯ

お引き取りください。何者かによって施設内に毒物を撒かれた可能性があります。現時点ではこれ以上のことは申し上げられません。」

正母「そんな……どうして……？どうしてこんなことに……！泣」

悠「…伏黒、…釘崎。助けるぞ！」

野「…当然！」

『……』

ここは少年院。もちろん善人がいるわけもなく

俺に助けてやる義理はない